中京テレビ・ブリヂストンレディスオープンは上田桃子が逆転優勝

　中京ゴルフクラブで行われていた女子ゴルフの中京テレビ・ブリヂストンレディスオープンは21日、最終日を迎えた。この日首位と1打差の2位でスタートした上田桃子は8バーディ、1ボギーの65をマークして通算16アンダーで逆転優勝した。4月に地元熊本で開催されたKKT杯バンテリンレディスではプレーオフの末、優勝を逃したがそのリベンジを果たす今季初勝利となった。今年勝てなければ引退も覚悟していたと言う上田は、2014年11月以来の久々のツアー通算12勝目を飾った。

　上田は1番から3番までいきなり3連続で2メートルのバーディパットを沈めペースを握る。その後は一進一退の展開であったが、15番ではボギーを叩くも奇跡が終盤の16番から始まる。16番のティーショットが大きく左に曲がって岩に当たったが、これがフェアウェイに戻って来るとこのホールをバーディとする。17番のセカンドショットも右のラフに大きく外れてしまい木の根も絡む位置からのアプローチはオーバーするもパーで逃げ切る。

　首位で迎えた最終18番のセカンドショットも左に曲げてしまうが、グリーン左の池に落ちる直前で止まってくれる。これを沈めての執念が奇跡を呼んだ優勝であった。

　2位には通算14アンダーのテレサ・ルー（台湾）、3位に通算13アンダーの川岸史果が続いた。首位でスタートした前年覇者の鈴木愛は3バーディ、3ボギー1ダブルボギーの74と崩れ通算8アンダーの18位に終わった。