【野球】長嶋茂雄氏、6月の2軍戦に来場 背番号「3」で始球式の打席に

2017年5月3日 12:27

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 プロ野球・巨人は2日、長嶋茂雄終身名誉監督(81)が6月4日に行われるイースタン・リーグの巨人-ロッテ戦(千葉県佐倉市、長嶋茂雄記念岩名球場)に来場すると発表した。

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 この試合では、長嶋氏は現役時代につけていた背番号「3」のユニホームを着用。始球式の打席に立ち、試合を盛り上げる。

■市民栄誉賞受賞を機に名称を改称

 今回イースタン・リーグの公式戦が行われるのは、長嶋氏の故郷である千葉県佐倉市。試合が行われる球場は、もともと「岩名運動公園第一野球場」として74年10月に開場した。

 昨年から行われていた施設改修工事が終了し、今年リニューアルオープン。長嶋氏は、試合前の記念イベントに参加、その後行われる公式戦の始球式に登場することとなった。

●過去に背番号「3」のユニホームを着たことは?

 監督勇退後、長嶋氏が背番号「3」のユニホームを着て打席に立ったのは過去に2回ある。

 最初は、13年5月5日に松井秀喜氏と国民栄誉賞授与式出席後、投手・松井、打者・長嶋の始球式。2度目は14年の球団創設80周年記念事業の一環で、同じく球団OBの400勝左腕金田正一氏との1打席勝負。

 いずれの時も果敢にバットを振っていたので、今回の始球式でも豪快なスイングが見られる可能性があるだろう。

●佐倉市と長嶋氏の関係は?

 佐倉市は高校卒業までの18年間を過ごした地で、長嶋氏にとっては故郷である。

 同球場では球場落成翌年の75年より毎年、名前を冠した「長嶋茂雄旗争奪少年野球大会」を40年以上開催。13年には長嶋氏に佐倉市市民栄誉賞が贈られた。その際、これまでの功績をたたえて現行の「長嶋茂雄記念岩名球場」に改称された。

 その他、毎年この球場で野球教室を開催するなど、思い出深い球場でもある。

 当日の試合では、長嶋氏の始球式の他、佐倉市出身の歌手・荻野目洋子(48)が国歌独唱を務めるなど、2軍戦とは思えない盛り上がりとなりそうだ。(記事:夏目玲奈・記事一覧を見る

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