【野球】昨季広島でプレーのデラバー 禁止薬物使用で80試合出場停止

2017年4月26日 09:07

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 昨シーズン途中にプロ野球・広島でプレーしたスティーブ・デラバー投手(33)に、薬物規定違反により大リーグ機構から80試合の出場停止処分を科せられていたことが24日(日本時間25日)、分かった。

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 筋力増強剤の一種であるオスタリンの陽性反応があったもの。

■薬物使用が発覚した経緯


 「ファンラグスポーツ」のジョン・ヘイマン記者によると、「市販のサプリメントに禁止薬物が入っており、検査に引っかかってしまった。検出量は少なかったけれど、ルールはルール」と語っていたとのこと。

 また、「球団と失望させてしまった人に謝罪したい。他のプレイヤーには、未承認のサプリメントはよく調べてから使ってほしい」とのコメントを残した。

■デラバーの略歴


 米国ケンタッキー州フォートノックス出身の33歳。

 03年のMLBドラフト29巡目(全体851位)でサンディエゴ・パドレスより指名を受けてプロ入り。パドレスのA級、A+級でプレー。解雇通告を受けて独立リーグでプレー。右肘を骨折後は、地元の高校で非常勤講師を務めた。

 その後11年にマリナーズでメジャーデビュー。12年以降はブルージェイズ、レッズと渡り歩く。ブルージェイズ在籍時の13年にはオールスター出場を果たしている。

 メジャーでは通算6年間で190試合、15勝9敗2セーブ、防御率4.07の成績。

 昨年6月に広島と合意して入団。日本では中継ぎで2試合に登板して、2回を無安打無失点、4三振の成績だったものの、外国人枠の関係で1軍での登板はこの2試合だけに終わり、契約を更新せずに帰国。

 今季からはインディアンズ傘下の3Aコロンバスでプレーしていた。(記事:夏目玲奈・記事一覧を見る

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