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高校野球で1試合26奪三振の大記録誕生!
14日、茨城県笠間市民球場で行われた春季高校野球茨城大会水戸地区予選1回戦で奪三振26と言う大記録が生まれた。茨城県新記録となるこの記録を達成したのは、笠間高校の藤田彪吾(ひょうご)投手(3年)だ。野球の試合では延長戦で無い限り全部で27アウトを取る事になるので、1アウト以外全てが三振という事になる。観客わずか数十名のごく地味な高校野球の試合で派手な記録が誕生した。
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アウトのほぼ全てが三振のため当然一方的な試合かと思ったら、スコアが6-3と3失点もしているのは意外である。その要因はフォアボールが5つ、エラーが2つ、タイムリーヒットもしっかり打たれている事による。振り逃げはあったもののわずかに1つだけで、奪三振数が増えた要因とは言えない。
藤田投手は取り立てて速球が投げられる訳でも無く縦横に丁寧に投げ分けるスライダーが武器と言える。この日は追い風も手伝ってかストレートにも伸びがあり、スライダーが効果的になったようだ。本人は「以前の練習試合でも5回で13三振を取っていたので今度は全部三振を取ろうと思った」と語っている。投げ込みもウェイトトレーニングもそれほどはしておらず「高校卒業後は野球を続けるつもりもない」とマイペースでもある。
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