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東京五輪マラソン代表は一発勝負で2名、記録で1名を選考
18日、日本陸連は東京五輪男女マラソン代表の2名を新設する「マラソングランドチャンピオン(MGC)レース」で、1名をタイムで選考すると発表した。MGCレースの参加者は、基本的に2017年夏から19年春までの指定された各レースでタイムと順位の参加基準をクリアした者だけとなる。残る1名はMGCレース後に行われるファイナルチャレンジレースで最高タイムを記録した者となる。
MGCレースの予選にあたるのは、男子は福岡、東京、びわ湖、別府大分、北海道、女子はさいたま、大阪、名古屋、北海道の各大会とされている。この他にも世界陸上やアジア大会などのレースで、タイムや順位の基準をクリアすれば参加できる。このMGCレースの参加基準はかなり厳しいものとなっており、参加者は20名前後の少数精鋭となる見込みだ。
ファイナルチャレンジレースは男子は福岡、東京、びわ湖、女子はさいたま、大阪、名古屋が指定された。それも派遣設定記録を超えていなければMGCレースの出場者から繰り上がり選考される。3名全てをMGCレースで選考するとしなかったのは、これまで選考レースであった各レースの関係者からの要望もあったからとされる。
今回の選考方法の改正は、従来の一大会での好成績による出場では本番で期待に応えられなかったと判断されたことによる。また条件の異なる大会での成績を比較することには難しい面も指摘されていた。選考期間を長く2段階にすることで、長期的により強い選手を育成する狙いもある。
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