沢尻エリカがドラマ「母になる」で主演、これまでの演技力を振り返る

2017年4月15日 22:01

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4月12日に放送をスタートした『母になる』。主演は沢尻エリカが務めており、彼女の演技やストーリー展開に期待(c)日本テレビ

4月12日に放送をスタートした『母になる』。主演は沢尻エリカが務めており、彼女の演技やストーリー展開に期待(c)日本テレビ[写真拡大]

■日テレ系列『母になる』に沢尻エリカが出演

 4月12日から放送された日本テレビ系列の新ドラマ『母になる』に、沢尻エリカが主演として登場している。彼女は過去にも数々のヒット作に出演しており、その確かな演技力はさまざまなところで評価されている。そんな彼女が出演したドラマの第1話が放送されたが、視聴率は10.6%にとどまった。

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■『母になる』の概要

 日本テレビ系列の水曜10時枠のドラマとして『母になる』がスタートした。主演は沢尻エリカで、母になることが当然と考えていた柏崎結衣役を担当する。

 ストーリーとしては、結衣の子供が3歳のときに誘拐されてしまう。ほんの一瞬の気のゆるみが招いた事件に、結衣は自分のことを責めてしまう。しかし、9年後のある日、結衣の元に「自分の子供だ」と名乗る男の子が現れる。彼女たちが本当の親子となる過程が軸となってストーリーが進んでいく。

 『母になる』は母親と子供の絆を確かめる物語だ。本作のPRのために沢尻エリカもさまざまなバラエティー番組に出演し、番宣を行っていた。以前の「別に」騒動からはちょっとイメージが付かない行動だが、一皮むけた彼女の演技を見ることができるドラマとなっている。また、今まで『1リットルの涙』で女子高生役を演じたり、映画『ヘルタースケルター』では整形した女性役などを経験している。その中で考えると、『母になる』での役どころは今までとは一線を画すイメージだ。

■過去作品からわかる沢尻エリカの演技力

 さまざまなドラマや映画に出演している沢尻エリカだが、その演技力は確かなものを持っているように思われる。

 例えば、映画『シュガー&スパイス 風味絶佳』では自由奔放な少女役を熱演。相手役には柳楽優弥と実力派俳優が当てられ、さらにこの映画には夏木マリも出演している。実は、とあるシーンで沢尻エリカと夏木マリが対面するシーンがある。このシーンでも沢尻は確かな存在感を示しており、実力差を感じさせない名シーンとしてなっている。

 また、映画『手紙』においても、主人公を一途に思う女性役を担当。はじめはお世辞にも目立たない女性役なのだが、美容学校に通って見事にイメチェンした女性を演じている。1つの映画の中で、変化をきちんと見せられる女優は今の日本では少ないだろう。

■沢尻エリカの演技力で挽回となるか

 沢尻エリカの演技力が確かなものであることは揺るがないだろう。しかし、『母になる』の初回はとりあえず10%を超えたという感じである。今後の沢尻エリカの演技にて、このドラマの満足度が高まることを期待したい。

 『母になる』は日本テレビ系列にて水曜日10時から放送中。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る

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