映画『孤狼の血』役所広司×松坂桃李、ベストセラー小説を実写化

2017年4月6日 21:16

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記事提供元:ファッションプレス

 柚月裕子のベストセラー小説「孤狼の血」の映画化が決定。映画『孤狼の血』として、2018年春に公開予定だ。

 物語の舞台は、昭和63年、暴力団対策法成立直前の広島。所轄署に配属となった日岡秀一は、暴力団との癒着を噂される刑事・大上章吾とともに、金融会社社員失踪事件の捜査を担当するが、失踪事件を発端に対立する暴力団組同士の抗争が激化していくーー。

 飢えた狼のごとく強引に違法行為を繰り返す大上役を演じるのは、日本を代表する俳優の一人・役所広司。また部下として大上のやり方に戸惑いつつも、仁義なき極道の男たちに挑んでいく日岡役を、数多くの人気作に出演する若手実力派俳優・松坂桃李が務める。そのほか、真木よう子、滝藤賢一、田口トモロヲ、石橋蓮司、江口洋介ら豪華キャストが脇を固める。

 メガホンを取るのは、『凶悪』、『日本で一番悪い奴ら』で日本映画賞を総嘗めした白石和彌。原作の舞台と同じく広島県・呉市で撮影を行うなど、リアルな世界観を追求しながら、警察小説×『仁義なき戦い』と評される本作の熱き男達の戦いを描く。

 2017年4月3日(月)に行われた製作発表会で原作執筆のきっかけについて尋ねられた柚月裕子は、本作について「何度もくりかえし観た不朽の名作『仁義なき戦い』があったからこそ生まれた作品です。あんな熱い物語を、いつか自分も小説で書きたいと、ずっと思っていました」と、原作の誕生秘話を明かしている。

 また監督の白石和彌も「男たちの情念がぶつかる熱い物語。これは、現代の日本ではなかなか見ることのできない衝撃です。かつて東映が率い、栄えた『男の物語』を今映画として蘇らせることを嬉しく思うと同時に、身が引き締まる思い」と、本作にかける思いを語っている。

【作品情報】
映画『孤狼の血』
公開時期:2018年春
キャスト:役所広司、松坂桃李、真木よう子、滝藤賢一、田口トモロヲ、石橋蓮司、江口洋介ほか
原作:柚月裕子「孤狼の血」(KADOKAWA)
監督:白石和彌
配給:東映
©2018「孤狼の血」製作委員会

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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