【注目銘柄】三井ハイテックは急伸して09年来の高値水準、18年1月期2桁増収・営業増益予想

2017年3月30日 10:55

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 三井ハイテック<6966>(東1)に注目したい。金型の精密加工技術をベースとしてICリードフレームや自動車・家電向けモーターコアなどを展開している。17年1月期連結業績が計画を上回り、18年1月期は2桁増収・営業増益予想である。株価は急伸して中段保ち合い上放れの形となった。そして09年来の高値水準である。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

 3月15日発表した17年1月期連結業績は、売上高が16年1月期比1.9%増の653億46百万円、営業利益が同2.0%減の18億21百万円、経常利益が同15.5%減の20億18百万円、純利益が同1.8%増の18億49百万円だった。

 円高影響などで営業減益、経常減益だったが、第4四半期(11月~1月)が円安で推移して輸出採算が改善し、計画に対して売上高は3億46百万円、営業利益は4億21百万円、経常利益は6億18百万円、純利益は5億49百万円、それぞれ上回った。営業外収益での為替差益計上や特別利益での環境・エネルギー技術革新企業等に係る補助金収入も寄与した。

 18年1月期連結業績予想は、売上高が17年1月期比11.7%増の730億円、営業利益が同26.3%増の23億円、経常利益が同13.9%増の23億円、純利益が同2.7%増の19億円としている。

 モーターコアがHV(ハイブリッド自動車)や省エネ家電向けに順調に推移して2桁増収・営業増益見込みとしている。為替の円安もプラス要因だ。なお配当予想は同5円増配の年間15円(第2四半期末5円、期末10円)としている。

 株価は3月中旬に動意づき、900円近辺でのモミ合いから上放れて3月14日の1206円まで上伸した。09年来の高値水準だ。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって中段保ち合いから上放れの形となった。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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