【注目銘柄】フルスピードは自律調整一巡して上値試す、17年4月期業績予想に増額余地

2017年3月30日 10:31

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 フルスピード<2159>(東マ)に注目したい。ネット広告関連のインターネットマーケティング事業とアドテクノロジー事業を展開している。17年4月期第3四半期累計が大幅増収増益となり、通期業績予想に増額余地がありそうだ。株価は3月6日の昨年来高値から一旦反落したが、自律調整が一巡し、好業績を再評価して上値を試す展開が期待される。

 17年4月期第3四半期累計(5月~1月)の連結業績は、売上高が前年同期比28.0%増の140億30百万円、営業利益が同32.9%増の9億14百万円、経常利益が同34.5%増の9億02百万円、純利益が同27.4%増の6億37百万円だった。

 インターネットマーケティング事業が同15.5%増収、アドテクノロジー事業が同45.0%増収と好調に推移した。アドテクノロジー事業では子会社フォーイットが展開する自社開発アフィリエイトプログラム「アフィリエイトB」も伸長した。

 17年4月期通期の連結業績予想については据え置いて、売上高が16年4月期比21.2%増の170億円、営業利益が同25.8%増の11億50百万円、経常利益が同23.0%増の11億10百万円、純利益が同26.2%増の8億10百万円としている。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が82.5%、営業利益が79.5%、経常利益が81.3%、純利益が78.6%と高水準である。通期業績予想に増額余地がありそうだ。

 株価は3月6日の昨年来高値1281円から利益確定売りで一旦反落したが、素早く切り返しの動きを強めている。週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から切り返してサポートラインを確認した形だ。自律調整が一巡し、好業績を再評価して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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