乃木坂46秋元真夏はポスト指原莉乃か?

2017年3月28日 21:28

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 さる3月27日、マーケティングアナリストでテレビ出演なども多い、原田曜平氏が、Twitterで「(イベントで共演した)秋元真夏さんは機転が利くオールランドプレイヤーで(中略)ネクストさっしーは彼女では」とコメントし話題になっている。さっしーとは、元AKB48、現HKT48に所属し、2年連続総選挙で1位となり、今やAKBの顔としてはもちろん、個人でも引っ張りだこの指原莉乃のことだ。

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 いわれてみれば、この二人、いくつか共通点はある。共にグループ内のいじられキャラとしてファンからの注目度を集め、ムチャブリされても、なんらかの結果を出してくれる。それでいて、頭がいいというか、センスが抜群なので、必要に応じていじる側にも回れるし、ここぞというときに前に出てくる度胸もあるので、使う側にとってはありがたいことこの上なしなのだ。

 もちろん、原田氏も「ネクスト」と言っているように、経験豊富な総選挙1位の指原と、乃木坂でのセンター経験もない秋元では、まだまだその差は大きいが、今の乃木坂の勢いを考えると、肩を並べてくる可能性も考えられる。

 問題なのは、あれだけ人数のいるAKBG内から、ポスト指原の可能性を感じさせるメンバーが出てこないことだろう。安心して全国ネットのMCを任せられそうなメンバーとしては、北原里英がいるし、経験豊富な大家志津香もいる。SKEやNMB、そしてHKTにも、ローカル番組でMCをしているメンバーもいないわけではない。

 しかし、大家は指原よりも先輩だし、北原は同期だ。ポストにはなりえない。そしてそれ以降のメンバーになると、劇場公演で鍛えられているとはいえ、地上波のテレビ番組の出演経験が、個人としてはほとんどない。AKB内でバラエティ班と言われる伊豆田莉奈や中西智代梨も、冠番組以外でその実力を発揮する機会がないのである。

 清楚な乃木坂、バラエティのAKBというイメージはあるが、指原一人勝ちのAKBGより、秋元真夏以外にも、生駒里奈、松村沙友里、高山一実というバラエティーに強く、全国ネットの番組への出演経験豊富なメンバーがいて切磋琢磨しあっている乃木坂のほうが、ソロで活躍できる可能性が高いというのは皮肉なものである。

 外仕事のオファーは自分達ではどうすることもできないことではあるが、タレント適性がありそうなメンバーの育成は、AKBGにとって大きな課題になるのではなかろうか。(記事:潜水亭沈没・記事一覧を見る

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