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小説でも大きな躍進を見せる紗倉まな、処女作が映画化決定
■「セクシー女優」の枠を飛び越えて活躍中の紗倉まな
セクシー女優として活躍している紗倉まなは、最近は日本だけでなく海外でも人気を博しているが、彼女は男性向け映像作品だけでなくドラマやバラエティー番組にも積極的に出演し、小説執筆まで手掛ける。3月18日には第2作『凹凸』を発売し、処女作『最低。』は映画化まで決定し、注目を集めている。
■処女作『最低。』が映画化
紗倉まなは2012年にデビューし、美少女系のセクシー女優として人気に火が付く。彼女の人気は男性向けビデオだけに留まらず、バラエティー番組『ゴッドタン』の企画への参加や、『龍が如く0』にもキャバ嬢役のモデルとして起用されている。
テレビやゲームなど多岐に渡る活躍を見せるが、さらには『最低。』という小説まで書き上げてしまう。この小説は4人の主人公が登場する短編小説で、上京してアダルトビデオに出ることになった人、偶然ビデオを見て「女」の本性に目覚めた主婦、プロダクション社長と生活する女、撮影中にできてしまった女の子が主役だ。
登場人物すべてがアダルトビデオが関連していると共に、「別れ」もテーマになっている。それぞれのキャラクターがアダルトビデオに関わることで、何かと決別することを強いられる。普通とは違う生活を強いられる彼女たちを、文章によって「なんとかしたい」という紗倉まなの気持ちが伝わってくる内容だ。
紗倉まなの思いが詰まった処女作『最低。』だが、こちらは増刷もされた。さらに、『64-ロクヨン』の監督である瀬々敬久がメガホンを取って実写化されることも決定している。映画は2017年の秋ごろに上演予定のようだ。
■第2作目『凹凸』も発売
『最低。』の好評を受け、紗倉まなは3月18日に第2作となる『凹凸』を出版した。こちらの作品は長編作品となっており、母である絹子と娘の栞の親子関係が中心に物語が進んでいく。
絹子は娘の栞ができてから、夫とは離婚して1人で娘を育てることを決意する。しかし、父親のいない栞は自分の恋人に父親像を重ねてしまい、その事実に葛藤することになる。家族であると共に、女同士の絹子と栞が向き合っていくのが本作の魅力となっている。
女性の本音を圧倒的なリアリティによって描き出す紗倉まなの作品は、若い女性を中心に話題を呼んでいる。セクシー女優という色眼鏡を外した上で、試しに読んでみてはいかがだろう。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る)
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