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【テニス】パリバOPでフェデラー5年ぶり5度目V、キャリア通算90勝
テニスのツアートーナメントBNPパリバ・オープン(ATP1000)は19日、男子シングルス決勝が行われた。対戦は、第3シードのスタニスラス・ワウリンカと第9シードのロジャー・フェデラーという、スイス勢同士の組み合わせとなった。
試合は、フェデラーが6-4、7-5のストレートでワウリンカを下し、5年ぶり5度目の優勝を果たした。今シーズンは1月の全豪オープンに続く2勝目で、キャリア通算90勝目となった。
■試合経過
第1セットは、序盤から緊迫した展開が続く好ゲームとなった。第9ゲームまでは互いにサービスゲームをキープし続け、5-4と互角の展開。試合が動いたのは第10ゲーム。ワウリンカのサービスゲームをフェデラーがブレークして、第1セットはフェデラーが6-4で先取した。
続く第2セットは、第1ゲーム、フェデラーのサービスゲームをワウリンカがいきなりのブレーク。フェデラーにとっては出鼻をくじかれる格好となり、非常に嫌な流れとなる。
しかし、ネットプレーに出たワウリンカの横を抜くパッシングショットが決まり、第4ゲームでブレークバックに成功。ゲームカウントを2-2のタイに戻す。その後は、第11ゲームまで互いにサービスゲームをキープして6-5。
第12ゲームで再度ワウリンカのサービスゲームをブレークして、フェデラーの勝利が決定。23度目となったスイス勢対決を制した(2人の対戦成績は、フェデラーの20勝3敗)。
■死のゾーンを全試合ストレート勝ちで勝ち抜く
今大会のフェデラーは、第9シードでの出場。同じゾーンにはジョコビッチ(セルビア、第2シード)、ナダル(スペイン、第5シード)、キリオス(オーストラリア、第15シード)ら強豪が集まり、死のブロックとなった。
そんな中でも自分のテニスを貫いて、終わってみれば全試合ストレート勝ち。ジョコビッチに並ぶ最多タイとなる5度目の優勝を手繰り寄せた。
今季のフェデラーは、グランドスラムの全豪オープンで7年ぶり(4大大会では12年のウィンブルドン以来5年ぶり)に優勝。しかし、今大会前に行われたドバイ・オープンでは2回戦で敗退していた。(記事:夏目玲奈・記事一覧を見る)
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