CIAのハッキング技術公開で企業が得た教訓:暗号化はやはり重要

2017年3月17日 11:48

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 先日、機密情報暴露サイトWikiLeaksウィキリークスがCIAが使用しているハッキングツールに関する文書を公開したが、これによる影響が広範囲に及んでいるという(過去記事)。

 現在でも対策に追われている企業は多いというが、今回の騒動の中でハイテク産業が得た教訓もある。それは暗号化技術はやはり有用性だということだ。公開された文書によれば、CIAの仕事を請け負う代理人は、暗号化されたデータに関してはかなり時間を費やさなければならないという(APSlashdot)。

 米国政府がデータを入手したいと考えているならば、データが破壊されるような処置はやりにくく、標的を絞った攻撃に頼らざるを得ない。これには相当な資金が必要になるとしている。AppleやGoogle、Microsoftなどは今回明らかになった脆弱性の多くを修正したと言っている。しかし、暗号化をバイパスする手段がまだ残っているとする指摘も多い。

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