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この素晴らしい世界に祝福を!2 第9話「この不浄な温泉街に女神を!」【感想レビュー】

2017年3月16日 08:49

記事提供元：あにぶ

記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ

　2週連続カズマの咆哮でエンディングを迎えるこのすば。毎回「そこで終わるのかよ!」と思わせるテンポの良さが魅力の一つですよね。さて今週のこのすばはどうなるのか。ようやくレビューも最新話に追いつきました…それではスタートです!

■この素晴らしい世界に祝福を!2 第9話「この不浄な温泉街に女神を!」のあらすじ

　アクシズ教徒の執拗な勧誘にブチ切れ責任者とアクアを探すカズマとダクネスは、教団の総本山に駆け込む。久しぶりに女神らしい仕事ができてテンションの高いアクアは、中々教会から出ようとしなかった。

　ようやく温泉に入る事のできたカズマは、混浴風呂にいるおねーさんをガン見して心を癒す。その一方で総本山の温泉を浄化してしまったアクアは総本山から追い出されてしまった。温泉に入れなかったアクアは「この街の危険が危ない」と言うが…。

■エリスの胸はパッド入り

　「おらあぁぁぁぁ!!!責任者出てこい説教してやる!」

　アクシズ教徒の総本山にやってきたカズマとダクネス。グーで殴りたいほどムカつくシスターをよそに、責任者を探し出す。しかし最高司祭は布教活動という名の遊びに出かけて留守に出ていた。アクシズ教徒っていったい…。
アクシズ教徒の勧誘にトラウマを覚えるめぐみんに、ダクネスは子供に石を投げられてやっぱり興奮している。

　一方アクアは教会の懺悔部屋で教徒の懺悔を聞いていたようだ。この街の教徒をなんとかしろよと注意するカズマだが、アクアはオレオレ詐欺の懺悔ですかとシラを切る。久しぶりに女神らしい仕事ができて楽しんでいるみたいだ。

　中々部屋から出てこないアクアをおびき出すため、正直に懺悔をするカズマ。

　「実はプリーストが大事にしていた宴会芸に使う専用のコップを、うっかり割ってしまいました。

　あと滅多に手に入らない良い酒を手に入れたと自慢していたので、そんなにうまいのかと1口のつもりでこっそり飲んだのですが予想以上に美味くて全部飲んでしまい、どうせわかんねぇだろうと安酒を詰めておきました。

　そのプリーストがあまりにも問題ばかり起こすので、この街に来る前にエリス教のプリーストの募集の紙を冒険者ギルドに…」

カズマの狙い通り、アクアもシラを切れずに部屋から姿を現した。ちなみに最後の話以外は事実だったらしい。そんな中、アクシズ教徒が懺悔室にやってきていた。エリス神の胸に心を奪われてしまったと懺悔している。アクシズ教徒はロリコンでもニートでも人外ケモ耳少女愛好者でも許してくれるという、それはそれはたいそう懐の深いアクア神。

　「エリスの胸はパッド入り」という聖なる呪文をいただいて、懺悔部屋を後にする教徒。もちろんパッドでも好きですよー!

　後輩のエリスをネタにすることを糾弾するカズマに対し「神の力は信者数と信仰心で決まる。数こそ少ないけれど、私は可愛い信者のためならなんだってする」と返すアクア。中身はどうあれ、やっぱり自分を信仰している信者はアクアにとっては大切な人たちなのだ。

■カズマの評価

この素晴らしい世界に祝福を!2 第9話「この不浄な温泉街に女神を!」

　いつの間にか復活していたウィズは、一行より先に温泉をいただいていた。どうやらこの宿には混浴風呂もあるらしい。混浴風呂に期待を抱くカズマは「俺、風呂に入ってくるから」を連呼するも「早く行け」と冷たくあしらうめぐみんとダクネス。残念だ。

　混浴風呂にはすでに2人のお客さんがいた。一人は悪魔のような耳をした艶かしいウォルバクと、この街の入信勧誘に疲弊しているハンスという男。混浴なことをいいことにウォルバクの裸体を鋭い視線でめっちゃガン見するカズマ。思わずウォルバクもお風呂を後にしてしまう…混浴風呂で他人を凝視するのはやめましょうね。

　その後マッサージ場でも入信を迫られるカズマとハンスだった。どこにいても逃げることはできないのか。

　その後女湯にめぐみんとダクネスにちょむすけが入湯。美しい裸体再び。

　ものぐさな和馬を外に連れ出すため、アクアに引き寄せられたアンデッドを狩ろうと焚きつけてこの街に誘っためぐみん。さすが頭はキレる子だ。見事に目標を達成している。

　カズマの話を始める二人だが、絶対混浴風呂に奴はいるだろう、壁に耳を立ててこちらを聞いているだろうと警戒を外さない。

　カズマはなんだかんだで頼りになるし根はいいやつなのは間違いない。変わった奴というか不思議な奴だよなぁという評価をするめぐみんとダクネス。カズマへの評価はあやふやである。

　壁に耳を立てて2人の話を聞くカズマもさすがに恥ずかしくてその場を後にしようとするが、再度のハニートラップに心を奪われたあげく壁越しにぶん殴られる!カズマを吹っ飛ばすほどのパンチに耐える露天風呂の壁強すぎませんかね…。

■危険が危ない!

　湯船から上がるとウィズに泣き付くアクアの姿が。なんでもアクアがアクシズ教本部の温泉に入ったところ、お湯を浄化してしまい、追い出されてしまったようだ。一応本物の女神だと正体を明かすも鼻で笑われる始末。そりゃいきなり自分を神と言い出す人を信じろって言われても、誰も信じないですよね。

　「この街の危険が危ないみたいなの」

　すでに(いろんな意味で)危険な街な気はするがそれはまぁ置いといて、どうも最近温泉の質が悪くなっているという話らしい。アクシズ教徒を危険視した魔王軍が温泉という財源を奪いにきたんだと睨むアクア。

　この街を救って欲しいと懇願するが、アクシズ教徒の恐ろしさを知っているカズマとめぐみんは乗り気じゃない。
ウィズなら甘いし付き合ってくれるんじゃないかと提案するが、アクアが一晩中泣きついた結果朝には消えかかっていたらしい。ベルディアが再びこっちこいよと呼んでくるし三途の河が見えるし、ウィズは出発前から死にかけてばっかりですね…。

　行く当てもなく街に繰り出すカズマとめぐみん。景色もいいしご飯もおいしいのに、人間だけがダメですねと評価するめぐみんの感想が的確すぎる。

　直も街を歩くだけで入信を迫られる2人。湖の後ろのゴミ箱と視線の先にいるハンスの手には大量の入信所と石鹸。

「石鹸て飲めるんですかね」めぐみんも毒され始めている。
「石鹸洗剤石鹸洗剤石鹸洗剤」
「飲める」
「え!?」
これを3回。謎のテンポの良さがまた可笑しいです。
「飲めるかあーー!!!綺麗になっちまうわ…」
石鹸を湖に投げ込むハンスに再び目が合うカズマ。飲める洗剤なら湖に捨てても問題ないですよね?
ふと死の淵から戻ってこれたウィズがやってきた。その瞬間
「悪魔倒すべし!魔王しばくべし!」アクアの声が響き渡った。
「嫌な予感しかしない」

■嘘つきあーちゃんとイカれる教徒たち

この素晴らしい世界に祝福を!2 第9話「この不浄な温泉街に女神を!」

　街の風水広場でアクシス教徒に警告を促すアクアと「エリス教徒の」ダクネス。なんでも魔王軍がアルカンレティアの温泉に毒を入れて街を破壊しようと企んでいるという。アクアが温泉を浄化して解決するまでは、温泉に入らないで欲しいとのことだそうだ。別にアクアが温泉に入れないから、その腹いせと言うわけではないらしいが…?
しかし教徒たちが信じるわけもなく、逆に温泉を浄化してただのお湯にした悪者だと責め立てられてしまう。いやまぁ街の人からしたらただの営業妨害ですもんね。

　アクアの演説を見届ける3人。ウィズの「アクア様がそろそろ泣きそうですよ」というセリフの違和感のなさよ。
思わぬ展開に戸惑うアクアは、この場を収めるため自らの正体を明かすが、当然のように信じてもらえるわけもなく、むしろ

　「似ているからってアクア様を語るな!」
「うそつきぃーーーー!!!」

　挙句の果てには魔王軍の手先と言われてしまう有様であった。

　宿に戻り、アクアはいつも通り号泣していた。この駄女神の泣き芸はもう板についてますね。

　水よりも酒を要望するアクアに「お前実はそんなに気にしてないだろ」と突っ込むカズマ。一方演説で「アクシズ教をお願いします」というプレイを受けたダクネスはまたも恍惚。

　なんとかして教徒を救いたいアクアだったが、追い打ちをかけるように宿の外からシュプレヒコールが聞こえてくる。その正体は、あの時アクアが言っていた「悪魔倒すべし!魔王しばくべし!」を叫ぶ、噴水広場にいたクシズ教徒たちだった。

　「女神の名を語る魔女め!魔女狩りだー!!!」

■せっかくの慰安旅行だったのに!

　ようやく温泉回!かと思いきや、事態は思わぬ展開となってしまいました。でもなんでアクアとウィズのお風呂シーンはないのだ!言え!

　しかし、アクアの信者に対する気持ち自体は本物で、特に今回の話はそれを垣間見ることができる貴重な回だっただけに、信者から魔女呼ばわりされるのは辛いだろうなぁ…と思いますが、果たして次回アクアの反応はどうなるのか。

　なお今回ゆんゆんは次回予告のみでしたが、彼女も別の意味で大変な状況になっていますね(笑)。次回予告のフルバージョンは公式サイトで閲覧できるようになるので、こちらも期待しましょう!

　この素晴らしい世界に祝福を!2 感想レビューのまとめ

(あにぶ編集部/頭皮パッション)

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