【柔道】リオ五輪73キロ級金・大野将平、全日本選手権挑戦へ

2017年3月12日 08:14

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 リオ五輪柔道・男子73キロ級で金メダルを獲得した大野将平(旭化成)が9日、母校の天理大学で練習を公開。体重無差別で争われる全日本選手権(4月29日・日本武道館)に挑戦する意向であることをあらためて明言した。

 全日本選手権には、16年に行われたリオ五輪優勝者に与えられる、推薦選手の資格を使って出場。同じく、世界選手権優勝者に与えられる推薦選手の資格を使って出場した14年以来、2度目の出場となる。

 全日本選手権は、「自分の中で五輪や世界選手権と同等か、それ以上の価値がある」と話すなど、かねてより憧れを抱く大会。また、「73キロ級という枠組みにとらわれることなく、出場するからには1つでも上を目指して戦いたい」と語り、意欲的な練習を続けている。

 今夏行われる世界選手権は、自身にとって2連覇が懸かっていたが、天理大学大学院の修士論文執筆を優先。1日には、世界選手権最終選考会となる全日本選抜体重別選手権(4月1、2日・福岡市)欠場を表明していた。

■前回大会の成績は?


 前回は、13年の世界選手権で優勝。翌14年の全日本選手権には推薦選手として出場した。

 本大会では、初戦となる2回戦を突破したものの、3回戦で大会を制した王子谷剛志(旭化成、当時・東海大)に優勢負けで敗退した。(記事:夏目玲奈・記事一覧を見る

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