WBC韓国まさかの2連敗!薄氷の上からの反撃は

2017年3月8日 21:16

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■イスラエルにまさかの敗戦


 WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)が開幕し、侍ジャパンはキューバ相手に打線が大爆発。壮行試合は不調だったが、野球は本当に分からないスポーツで、難しいと思わせられた。しかし世界的に見れば日本の評価は高く、さほど驚くべき事ではない。

 そんな日本とは対照的に、既にグループリーグ敗退の可能性を見せて崖っぷちに立たされているのが韓国だ。初戦のイスラエル戦でまさかの敗戦を喫した。イスラエルはWBC初出場のチームで韓国、台湾、オランダ、イスラエルで形成するグループAの中では圧倒的に格下と言われていた。韓国としてはここで力を温存する事やいろんな戦力を試すと言ったプランだったのだろうが力なく敗れた。

 韓国戦のイスラエルははっきり言ってよかった。しかし韓国からしてみたらいくら自分たちが悪くてどんなに相手が神がかっていたとしても、負ける事はない。そうタカをくくっていた事だろう。序盤にリードをされ一度は追いついたものの延長戦で勝ちきれなかった。

■オランダには出鼻をくじかれる


 続くオランダ戦、韓国打線は先発のバンデンバーグを始めとするオランダ投手陣に手も足も出ず6安打完封を喫してしまった。投手陣も初回に出鼻をくじかれた。それによりイスラエル戦の悪い流れを払しょくすることが出来ずチームが少なからず浮き足立った。リリーフ陣も嫌な感じに追加点を与えると言った最悪な展開に。

 まさに韓国の現状が野球の韓国代表に乗り移ったと言う感じのチーム状況に、韓国ファンは不満爆発寸前だ。第1回WBCでは日本の前に幾度となく立ちはだかり憎たらしいほど強かった韓国の面影はない。日本ファンとしてはライバルチームが少ない方がありがたいがいささか寂しいものがある。

■希望が0ではない


 開幕から2連敗した韓国だが、今の段階では次のステージに進める確率が0になったわけではない。しかしそうなる為にはイスラエルが3連勝し、台湾がオランダに勝ち、何より韓国が台湾に勝たなければいけない。まさに薄氷の上で野球をしている韓国代表は生きた心地がしないだろう。

 だが、ここで奇跡が起こりグループステージ突破なんていう事が起きたらミラクルチームとして波にのることは間違いない。韓国ファンは今回のチームを史上最弱と言っているが心の奥底では期待しておりまだ突き放してはいない。そんな彼らが一体感を出し開き直って勝負してきたらと思うと驚異でしかない。ファンから見放されてしまうのか、それとも一つにまとまるのか、韓国チームからはまだ目が離せないだろう。

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