レクサスLS500h、ジュネーブショーで公開、最上級セダンのハイブリッド

2017年3月7日 18:58

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記事提供元:エコノミックニュース

斬新なクーペシルエットを両立したスタイリングを獲得したレクサスLS500のハイブリッド車「LS500h」、ジュネーブショーで世界初公開

斬新なクーペシルエットを両立したスタイリングを獲得したレクサスLS500のハイブリッド車「LS500h」、ジュネーブショーで世界初公開[写真拡大]

 トヨタは、スイス・ジュネーブで3月7日から開催した2017年ジュネーブモーターショーで、同社プレミアムブランドのレクサス・フラッグシップセダン「LS500h」をワールドプレミアした。

 LS500hは、2017年1月の北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)で発表したLS500のハイブリッドモデル。高級セダンとして十分な居住性を確保し、同時に斬新なクーペシルエットを両立したスタイリングを獲得。数々の先進技術により、レクサスの象徴として大胆なモデルチェンジを果たした。2017年のデトロイトモーターショーでは、LS500が「アイズ・オン・デザイン・アワード」のベスト・インテリア賞を受賞した。

 今回のハイブリッドモデルの特徴は、V型6気筒3.5リッターエンジンと走行用モーターに自動変速機構を組み合わせたマルチステージハイブリッドシステム採用にある。ドライバーの操作や車両のGから走行状態を判断し、変速を制御することによって、ハイブリッド社のモーター駆動による応答性の良さを最大限に活用し、ダイナミックなドライビングテイストを実現したという。加えて、低速域から高速域まで、システム効率の高い動作点を選択し、EV走行領域も拡大することで、エモーショナルな走りと燃費性能に優れた快適なクルージング走行を両立した。

 見どころは、繊細で個性的なインテリアにもある。前席は、上部を水平基調のインストルメントパネル・ドアトリムで広がり感ある構成とし、下部は厚みのあるソフトなコンソール・アームレストにより、心地よい安心感を提供する。

 運転席にはドライバーの体格を問わず高いホールド性を確保しながら、長時間座っていても快適であることを目指し、骨盤、大腿部、背中から肩、脇にかけて最適なサポート位置をきめ細かく設定できるシート設計とし、エアブラダ(空気袋)により背中から大腿部にかけて押圧するリフレッシュ機能も付く。

 リアシートは、ドアトリムやシートバックがシームレスにつながる人を包み込む連続性のある空間構成とした。また、シートにはタッチパネルでヒーターやリフレッシュ機能を設定できるオットマン付きパワーシートとした。また、クラストップレベルのレッグスペースによる開放感と合わせ、くつろぎの空間を提供する。

 レクサスのフラッグシップサルーンにふさわしい最先端の予防安全パッケージも自慢の装備だ。車両への追突、対歩行者、走路逸脱、交差点(出会い頭衝突)という、深刻な事故につながる4つの事故形態をカバーするほか、危険な状態に近づく前の「注意喚起」領域でのドライバーへの情報提供から、衝突回避の領域における自動操舵を利用した「操舵回避」まで、事故の防止を支援する新機能を搭載した。

 レクサスLS500hは、トヨタのあらゆる技術の最高レベルを詰め込んだ、ハイエンド・サルーンといえる。残るは、この最上級モデルに、トヨタ自慢の燃料電池を搭載することか。(編集担当:吉田恒)

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