米国で導入進む警官用ボディカメラ、装着忘れを防ぐ技術も開発

2017年3月7日 12:23

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記事提供元:スラド

taraiok曰く、 アメリカでは警官のボディカメラ装着が普及しつつある。しかし、ボディカメラ装着を忘れる警官も少なくないという。この問題を解決するため警察向けボディカメラを製造しているテイサーインターナショナルの一部門であるAxonは、警官が絶対に忘れないものの一つ、ハンドガンのホルスターにカメラを取り付けるというワイヤレスホルスターセンサー「Signal Sidearm」を発表した(Fast CompanChicagoTribuneSlashdot)。

 ほかにも警官が意図的にカメラの電源を切ることを防いだり、カメラの電源を入れ忘れる可能性を減らすアイテムも登場している。たとえば昨年米シカゴで発生した警官による黒人男性射殺事件では、警官が銃を発射するまでカメラは切られており、射撃後すぐにONになった。これは警官による意図的なものと見られているが、対策としてパトカーのドアが開いたり、ライトが点灯したタイミングでセンサーのスイッチが入る仕組みや、テイサー製スタンガンが起動したときに半径30フィート内のカメラが自動的にスイッチオンされる仕組みなども登場している。

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