森友学園運営幼稚園の教育内容を懸念、民進・小川議員

2017年3月3日 18:37

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記事提供元:エコノミックニュース

 民進党の小川敏夫参院議員会長は2日夕の記者会見で、大阪市の学校法人森友学園が運営する幼稚園での教育内容について「物事の判断のできない幼児期に、特定の、かなり偏った思想に基づく教育をすることが良いのかどうか」と懸念を示した。

 小川議員は「教育基本法は(偏った思想に基づく教育の弊害を防ぐために)政治的な扱いをしてはならないという規定をしている」とし、「そうした面から、大きな問題があるのではないか」と述べた。

 小川議員は「安倍昭恵総理夫人は何か、そうした民族的な教育は正しいというような、そうした教育方針に賛同している。また安倍総理も当初は、考え方や理念が共通していると言われていたので、背後にある、安倍総理の教育に対する考え方、間違っているのではないか。日本の将来を危うくするのではないかと思っている」と懸念した。

 小川議員は「森友学園については、国有地払い下げをめぐる問題を契機に、安倍総理の教育に対する偏向した考え方があぶり出された」と考えていると述べた。小川議員は「その点についても、しっかり追及していきたい」と語った。

 教育基本法第8条2項は「 法律に定める学校は特定の政党を支持し、又はこれに反対するための政治教育その他政治的活動をしてはならない」と教育における政治的中立を確保するための規定をしている。(編集担当:森高龍二)

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