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ローソン、電力リソース創出の実証実験 機器のIoT化による節電制御
ローソンは、2008年より、最新の創エネ設備と省エネ施策を導入し、実験・検証を行う、環境に配慮した店舗をオープンしている[写真拡大]
ローソン<2651>は、経済産業省の「バーチャルパワープラント(VPP)構築実証事業」の一環として、慶應義塾大学SFC研究所とともにIoT化された機器による制御・節電を通じて電力リソースの創出の実証実験を行う「ローソン小平天神町二丁目店」(東京都小平市天神町2-2-16)をオープンする。コンビニエンスストアで「VPP構築実証事業」の採択を受けたのはローソンが初めてである。同店舗では、VPPや太陽光発電等による創エネと最新の省エネ施策を導入することで、外部調達する電力量を2015年度の標準的な店舗対比で約6割削減する見込み。
同店舗では、「自然循環換気」や「床下吸気による地熱利用」「換気トップライト」などを取り入れた省エネ性能の高い建物に加え、IoT化により遠隔制御が可能な「蓄電池」や「LED照明」を導入することで、遠隔制御・節電によるエネルギーの創出が可能となった。
「ローソン小平天神町二丁目店」の主な特徴は、(1)IoT化された機器の導入により、エネルギーの一括制御・節電を実現:「VPP構築実証事業」の一環として、遠隔制御・節電による電力リソースの創出を図る。節電したエネルギー量の算出を行う等、経済産業省が平成29年度中の創設を目指す、節電市場にむけた取組みを先行実施。(2)店舗の建物形状を変えることで、建物省エネ性能を向上:自然換気のための勾配天井+換気トップライトによる太陽光利用。地中熱利用のための床下ピットからの吸気。(3)省エネ性能の高い建築物に与えられる「建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)」で五つ星+ZEB認証をコンビニエンスストアとして初めて取得、である。
ローソンは、2008年より、最新の創エネ設備と省エネ施策を導入し、実験・検証を行う、環境に配慮した店舗をオープンしている。これまでの実験検証で得られたノウハウをもとに「LED照明」「CO2冷媒冷凍冷蔵機」「太陽光発電設備」の既存の店舗への導入を進めている。 (編集担当:慶尾六郎)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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