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この素晴らしい世界に祝福を!2 第3話「この迷宮の主に安らぎを!」【感想レビュー】
この素晴らしい世界に祝福を!2 第3話「この迷宮の主に安らぎを!」【感想レビュー】© 2017 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば2製作委員会[写真拡大]
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
トードのトラウマが蘇ってしまった前回。ヌルヌルの身体でめぐみんに迫られるカズマを見て、気持ち悪いと思いながら、なぜか心の片隅で羨ましいと感じてしまっている、てる吉です。
さて、第3話のあらすじと感想にまいりましょうか!
■この素晴らしい世界に祝福を! 第3話「この迷宮の主に安らぎを!」
借金返済などでお金が底を尽き、食べる物にも困ってしまう状況のカズマ達。そんな時、調べ尽くされたはずのダンジョンに新たな通路が発見される。他の冒険者達に取られる前に、その探索クエストを斡旋してもらうことにしたカズマ。
ダンジョンでカズマ達を待ち受けているものとは・・・?
■次なる冒険はダンジョンの探索!
容疑者の身でありながら、毎日欠かさず爆裂魔法の訓練に向かうカズマとめぐみん。コイツら・・・全く懲りてないな(笑)。借金の返済などで、食べる物すらろくに選べない現状に、カズマはダンジョンに行くことを決意する。だが、めぐみんは自分の爆裂魔法が使えないと反対する。確かに、ダンジョンであんなの放ったら大変なことになるわな。自分の存在価値がないと、ダンジョン行きを頑なに拒否する彼女だったが、以前に荷物持ちでも何でもやると言ったことをカズマは覚えていた。お前、自分に都合のいいことは結構覚えているもんだな(笑)。ダクネスを待っている暇もない。あれ、そもそもダクネスの出番が全くない・・・。前回なんかほんの数秒だけだったぞ。
調べ尽くされたはずのダンジョン。だが、最近になって新しい通路が発見されたらしい。これから調査クエストの案内を出すところだったのを、カズマが機転を利かせて斡旋してもらうのだった。未調査エリア=お宝が眠っていると躍起になるアクアとめぐみんだったが、それを聞いた他の冒険者が話に入ろうとする。だが、ここでカズマの裏の顔が姿を現す。その冒険者に「極めて深刻な話なんだ。お前を巻き込みたくない」と、手に持っていた例のサキュバスの店の割引券をそっと手渡すのだった。相変わらずずる賢すぎて爆笑。そして、下半身を抑えながら興奮する冒険者よ、少しは自重しろ(笑)。
■え、難易度不明って・・・(笑)
「キールダンジョン」の探索クエスト。その難易度は不明だった! なんだか凄く嫌な予感がするのですが・・・まあいいか。人里からかなり離れているため、これなら爆裂魔法が打ち放題だと張り切るめぐみんに対し、地下に入るんだから打つなよと念押しするカズマが面白い。このダンジョンは、昔国最高と謳われたアークウィザードの手によって建てられたそう。一体何の目的で建てられたのであろうか?
■カズマ&アクア (別の意味で)最強のコンビだ!
とりあえずカズマが一人でダンジョンに入ることに。盗賊スキルの敵感知と潜伏、それと千里眼という真っ暗闇でも空間把握が可能なスキルで順調に進んでいく。そう、アクアというおまけも一緒に付いてきて。やっぱり付いてくると思った(笑)。だが、彼女も一応は水の神様なわけで、こんな暗闇くらい余裕だそう。「借金の神様」というあだ名をつけたカズマさん。うん、そんな神様いりません。自信満々に自分がついていなくちゃダメだと言うアクアだが、頭に虫が付いている状態でそんなこと言われてもねえ・・・。めぐみんはおとなしく外でお留守番。一人で爆裂魔法の呪文を考えている様は、とてもシュールだった。
ようやく新しい通路への入り口に到達するカズマ達。未知の領域には、アンデッドモンスターが蔓延っていた。慎重に進む2人だが、モンスターの雄たけびを聞いただけでビクつく両者。それをお互いにけなし合ったり、仲がよろしいことで。暗闇に紛れてお尻触らないでね、だと!? 私だったら構わず触らせていただきますよ? カズマが今真剣に考えていることは、どうやったらアクアをダンジョンの奥深くに置いて一人で帰れるか、ということだそう。カズマよ、お前は悪魔か(笑)。冗談だと思う彼女だが、長い付き合いなんだから分かれというカズマさんは鬼畜。
モンスターの気配がするため、アクアにジェスチャーで逃げようとサインするカズマだが、指芸と勘違いして全くその場を動こうとしない彼女。案の定、モンスターが迫ってくるのだが、危機一髪で仕留めることできた。この先が思いやられるな・・・。アクア曰く、そのモンスターの正体はグレムリンという下級の悪魔だそう。そんな彼女は、本当に暗闇の中でも昼間と変わらないくらいに目が見えているそう。それを知ったカズマは、恐る恐る以前自分が夜中に馬小屋でゴソゴソしていたことを知っているという彼女にそれとなく問う。だが、彼女は何も見ていないそうで、ゴソゴソ音がしたら反対側を向いて寝るようにしていたらしい。なるほど、彼女は彼が何をしていたのか絶対に察していますよね(笑)。
それを聞いて「ありがとうございます。、アクアさん」と、顔を赤くするカズマが面白すぎ。
■アクアさん? あなた本当に女神だったのね・・・
冒険者の亡骸を発見する2人。ここでアクアが取った行動は・・・意外なことにその冒険者の亡骸を「安らかに眠りなさい」と、成仏させてあげるのだった! 久しぶりの女神らしい行動に思わず目を疑ってしまった私。そういえば本当に女神だったんだよなあ。そしてカズマも同じ気持ちのようで、彼女を見るカズマの目が何とも言えなくて(笑)。
探しても探しても全くお宝が見つからない。だが、明らかに不自然に目立つように置いてある宝箱をアクアが発見する。喜んで近づこうとする彼女をカズマが止める。カズマの敵感知スキルに反応する宝箱。小石をその宝箱に投げつけると、何もないはずの空間から突如巨大な口が姿を現し、その小石を飲み込んだのだ。こ、怖すぎだろ・・・。なんだかトラウマになってしまいそうなワンシーンでした。
今日のアクアは一味違った。ターンアンデッドで彷徨える魂を成仏するその姿は、まさに女神そのもので・・・。うん? いや、本来ならそれが普通なのか(笑)。この女神がダメすぎて、普通の感覚を失いかけていた。「どこに出しても恥ずかしくない、立派な女神の姿だ」と言い切るカズマさん、娘を嫁に出す父親みたいだ。ターンアンデッドを連発するアクア。その間に花鳥風月を入れるのやめて。腹筋が崩壊しそうだ。最後にゴッドブローで〆るところは、アクアらしいというか・・・。
壁であるはずの場所が突如なくなり、奥へ進む道ができる。「そこにプリーストがいるのか?」と言う荘厳な声と共に姿を現したのは、このダンジョンを作り上げた張本人であるキールだった。本人曰く、自分は貴族の令嬢をさらった悪い魔法使いだと言うが・・・?
■え、こんなに真面目なアニメだったっけ?
昔、大魔術師であったキールは、多大なる国への貢献により、国王から何でも一つ望みを叶えてあげることを約束される。彼の望みはただ一つ。愛する者が虐げられず、幸せになって暮らすことであった。その愛する人と言うのが貴族の令嬢であった。彼女は、ご機嫌取りのために嫁がされた可哀想な子で、王には可愛がられず、城内でも虐げられるという悲惨な目に遭っていた。そんな彼女をもらったのがキールだった。ちょっと待て! この人悪い魔法使いじゃなくて、めっちゃいい人じゃんか(笑)! 急にユーモアのあるしゃべり方になってるキールさん、マジお茶目。それで、そのさらったお嬢様がすぐそばのベッドで亡骸として横たわっていた。鎖骨のラインが美しいだろ? とか言われても反応に困る・・・。
そのお嬢様は安らかに成仏していた。そしてキールは、カズマ達に頼みがあるらしい。その頼みと言うのは、彼を浄化することだった。アクアがそれを行えるだけの力を持ったプリーストだということを見透かしての頼みだった。彼は、お嬢様を守るために重傷を負い、人であることをやめたのだ。アンデッドだというのに、この人はとてもカッコいい。愛する人を守るために、自らを犠牲にまでする人というのはなかなかいないものですよね・・・。準備が整い、アクアが彼を女神として浄化し始める。その姿を見て「これは一体誰だろう?」と言うカズマ。雰囲気を壊さないで下さいよ(笑)。「妻よ、今行く」という彼の発言は、とても重みのある言葉だった。そして浄化が完了する。なんだろう、不思議とウルっときてしまった。まさか、このアニメで感動する時がこようとは・・・。
■一つの結論に至るカズマ・・・
キールから譲り受けた宝を持って、ダンジョンの出口を目指す。カズマは、キールがアクアの神聖な力を感じて目覚めたと言っていたことを思い返す。そして一つの疑問が浮かび上がる。「このダンジョンでやたらとアンデッドに出会うのって、別にお前と一緒にいるからじゃないよな?」と。あ・・・な、なるほど・・・(笑)。アクアさん、固まってますよ。焦りを隠せない彼女をよそに、デュラハンが攻めてきた時も、手下のアンデッドに集られていたことを思い出す。コイツ、確信犯だ!! さりげなくアクアと距離を置くカズマ。そんな中、大量のアンデッドが迫ってくる。一人だけ潜伏スキルを用いて隠れるカズマ。泣きながら必死に謝るアクアだが、結局はアンデッドの餌食となる。ドンマイ、アクア!
ダンジョンから脱出したアクアは、それはもう号泣しっぱなしで(笑)。「私にカズマの引きニートレベルにまでこの神聖なオーラを下げろっていうの?」と嘆くアクアは、全く反省していないという・・・。
■スティールの餌食はまたしても・・・!?
色々あったが、クエストを無事攻略し、豪華な食べ物とお酒を飲みまくるカズマ達。そんなカズマ達を窓の外から覗いているゆんゆんは、どこか寂しそうだ。やっぱりめぐみんと友達になりたいんだろうな。カッコつけてギルドの受付のお姉さんにお酒を奢るカズマ。それを見て、他の冒険者たちもカズマの奢りだと思い込み、盛り上がる。だが、一人の冒険者があれ(スティール)を見せてほしいと言う。調子に乗ったカズマが、久しぶりのいやらしい手つきでスティールを披露するのだが、何たる不運や。丁度店を訪れたクリスのパンツが餌食となってしまったのだ(笑)! 盛り上がりが最高潮に達する冒険者たち。それとは裏腹に、恥ずかしさで顔を真っ赤にするクリス。パンツを変態の化身ととでも言わんばかりの表情でパンツを振り回すカズマは、やっぱり最高だ! 他の冒険者も悪乗りして、「俺にもスティール出来るんだぜ」と、店員さんのスカートを引っ張って脱がそうとするし・・・もはや地獄絵図だ。
朝まで飲むわよと張り切るアクア。案の定、嘔吐しまくるアクアを介抱するカズマが思ったことは「何やってんだ、オレ。このままじゃダメだ」だった。最初の繰り返しかよ(笑)。
■このすばらしからぬ、なかなかの感動回だった!!
ダンジョンの潜入するカズマとアクア。そして、今回のアクアは一味違った。彷徨う魂を成仏する様子は、まさに女神そのものでした。まさかアクアがこんなにまともに本来の仕事をやってくれるとは。
それが当たり前なんですけど、ちょっと見直しました。そして、キールとお嬢様の昔話と、彼が成仏するシーンが泣けてしまいました。その時もアクアも女神そのもので、なぜか調子が狂いますね(笑)。まさかこのアニメでこんなに感動する日が来るとは思いもしませんでした。
毎回、思いもしないような構成で視聴者を楽しませてくれるこのすば。次回はどんな冒険がカズマ達を待っているのでしょうか? 今から楽しみですね。
原作:暁なつめ 監督:金崎貴臣 出演:福島潤、雨宮天、高橋李依、茅野愛衣 他 製作:スタジオディーン 公式サイト:http:konosuba.com/
(あにぶ編集部/てる吉)
© 2017 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば2製作委員会
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