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パナソニック、窓ガラスに高画質映像を表示する透明スクリーン発表
「透明スクリーン」の透明モード(左)とスクリーンモードのイメージ(パナソニック発表資料より)[写真拡大]
パナソニックは30日、店舗のショーウィンドーの窓ガラスなどをデジタルサイネージ(電子看板)として活用できる透明スクリーンを3月22日から発売すると発表した。
透明モードでは通常のショーウィンドーとして商品や展示物を見せられ、スクリーンモードではガラス面に高画質な映像を表示できる。2枚のガラスの間に高コントラスト調光フィルムを封入し、電圧をかけると透明モード、電圧をオフにするとスクリーンモードに変化する。
新製品の情報を映像で表示したり、セール情報を表示したりすることで、ショーウィンドーをより魅力的に活用できる。また、スクリーンは大画面化も容易にできる。
従来の白濁系調光ガラスに映像を投影する方式は、画質劣化を起こす外光の影響でコントラストの高い画像を得ることが困難だった。新製品は、特殊ポリマーとカプセルを入れた透明-白濁スイッチング層と、色調コントロール層から成る高コントラスト調光フィルムをガラスに内蔵。スクリーンモード時には、色調コントロール層が外光を大きく吸収するため画質劣化を抑えることができる。
高コントラストな映像を、明るい室内環境でも得られるようになる。また、色調コントロール層の透過率を設置環境下の照度に合わせて調整することで、さまざまな明るさの室内環境にあっても常に一定の映像表示が可能になる。
価格はオープン。高輝度プロジェクター、映像送出機材、照明類は別売。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る)
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