講談社、女性誌コンテンツとAI技術を組み合わせた新メディア開発へ

2017年1月28日 07:07

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講談社とデジタルガレージが開発する新メディアの概要(デジタルガレージ発表資料より)

講談社とデジタルガレージが開発する新メディアの概要(デジタルガレージ発表資料より)[写真拡大]

 講談社とデジタルガレージは26日、女性誌のコンテンツとソーシャルメディアを有機的に組み合わせて、複数の雑誌コンテンツをデジタル向けに最適な形で再編、配信するまったく新しいコンピレーションメディアの開発に着手したと発表した。立ち上げの予定は2017年前半を予定。同事業の推進は、2016年8月8日に両社合弁で設立し昨年から準備に当たってきた株式会社DK Mediaで行う。

 新メディアは個人に最適化されたメディアで、ターゲット年齢層は特定していない。女性読者に関心が高い「ファッション」「ビューティー」「ライフスタイル」「インテリア」「エンタメ」などの生活情報に関する最新トレンドを、個人ごとの興味や目的に合わせた形で提供する。新メディアは、さまざまな雑誌が制作したコンテンツの付加価値を高めることを目的として、AI(人工知能)を積極的に活用する。

 新メディアの開発に当たっては、講談社が保有するコンテンツと、記事制作、編集に関するノウハウを提供、デジタルガレージグループは「価格.com」「食べログ」といったCGM(消費者発信型メディア)を通じて蓄積した知見や、Twitterの日本展開などで培ったソーシャルメディアを活用した情報発信のノウハウ、サイト集客などを提供する。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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