米FRBはドル高を懸念するのか?

2016年12月13日 12:39

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記事提供元:フィスコ


*12:39JST 米FRBはドル高を懸念するのか?
 13-14日に開かれるFOMCの会合で1年ぶりの利上げが決定されることが確実視されているが、市場関係者の間では、米連邦準備理事会(FRB)は利上げによってさらなるドル高になることを懸念しているのではないか?との憶測が広がっているようだ。

 インフレ急進に対する警戒感が高まっている状況なら、FRBはある程度のドル高は問題にしないとの見方があるが、ドル高と利上げによってインフレ率が再び鈍化する可能性があると金融当局が判断した場合、利上げペースを速めることは難しくなるとみられる。

 市場関係者の間では、FOMC声明でドル高進行について懸念が示された場合、ドル急落の可能性は排除できないとの声が聞かれている。また、ドル高に対する懸念が表明されない場合でも、利上げペースは年2回にとどまるとの見方が広がった場合、ドルは伸び悩む可能性があるとみられている。《MK》

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