中国は「世界で最もネットが不自由な国」、国際NGOが発表

2016年11月17日 13:28

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記事提供元:フィスコ


*13:28JST 中国は「世界で最もネットが不自由な国」、国際NGOが発表
世界の自由と人権状況を監視する国際NGO「フリーダム・ハウス」は15日、グーグルのワシントン事務所で「2016年インターネットの自由リポート」を発表した。その中で同NGOは、中国を「世界でネットが最も不自由な国」の1つに再び認定した。
リポートでは、中国が2016年にネットの自由を最も脅かした国だったと指摘。習近平・国家主席が進める「情報の安全」政策を通じ、ネットの検閲などに抗議する活動家を弾圧した事実などに言及した。また、2015年には多くの法律を制定し、ネット上の言論の自由を規制。例えば、交流サイト(SNS)で流言を拡散した場合、最高で懲役7年が科されるようになった。
さらに中国では、少数派の宗教信者が海外の宗教的な映像を見ることが禁止されているという。また、英誌エコノミストや香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストは2015年、天津市で起きた爆発事故に関する報道が理由で、中国でウェブサイトの閲覧ができなくなった。

【亜州IR】《ZN》

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