【注目銘柄】シンワアートオークションは調整一巡して急伸、第1四半期営業黒字化を評価

2016年10月14日 10:24

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■調整一巡して反発期待

 シンワアートオークション<2437>(JQ)に注目したい。14日の株価は21円高の335円まで上げて急伸している。10月13日発表した17年5月期第1四半期(6~8月)連結業績は大幅増収で営業黒字化した。通期も増収増益予想である。株価は直近安値圏から切り返しの動きを強めている。調整一巡して反発が期待される。

■17年5月期第1四半期営業黒字化、通期も増収増益予想

 17年5月期第1四半期連結業績は、売上高が前年同期比2.4倍の10億71百万円で、営業利益が5百万円の黒字(前年同期は47百万円の赤字)、経常利益が2百万円の赤字(同51百万円の赤字)、純利益が10百万円の赤字(同35百万円の赤字)だった。オークション関連事業の取扱高は減少したが、エネルギー関連事業(太陽光発電施設販売事業、売電事業)の大幅伸長が牽引した。

 通期の連結業績予想は前回予想(7月13日公表)を据え置いて、売上高が前期比10.3%増の42億99百万円、営業利益が同17.1%増の4億17百万円、経常利益が同15.2%増の3億82百万円、純利益が同37.2%増の2億25百万円としている。通期予想に対する第1四半期の進捗率は低水準の形だが、オークション開催回数の多い第2四半期(9~11月)および第4四半期(3~5月)の構成比が高い季節変動要因を考慮すると、通期ベースでも好業績が期待される。

 株価は上値を切り下げたが、9月下旬~10月上旬の直近安値圏300円近辺から切り返しの動きを強め、14日の株価は21円高の335円まで上げて急伸している。調整が一巡したようだ。第1四半期営業黒字化を評価して反発展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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