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南スーダン、反政府勢力襲撃で41人死傷は「散発的衝突」―稲田朋美防衛相
稲田朋美防衛大臣は11日の記者会見で、南スーダンPKO部隊に駆けつけ警護などの新任務を付与する時期について、11月の部隊に付与するのかを聞かれ「時期については決めていないし、南スーダンで見てきたこともあり、それに限らず様々な状況もあるので、そういったことをしっかりと緊張感をもって検討し、政府全体で決めていきたいと思っている」と慎重に検討していく姿勢を強調した。
また、記者団から一部報道で、国連側から国連施設外でも活動してほしいという要請が自衛隊側にあったような事があるが、国連の敷地外でも自衛隊は活動ができるというふうに受け止めたかでは「そのような要請があるというのは承知していない」と否定した。
そのうえで「PKO5原則は維持されているということは、私も確認した。ただ、PKO5原則での、隊員が安全を確保しつつ、有意義な活動ができるかどうかを含め、しっかりと政府全体で検討する」と答えた。
また、記者団がロイター通信の報道だとして、10日にジュバに繋がる幹線道路で市民を乗せたトラック4台が反政府武装勢力と見られる集団に襲撃され、21人が死亡、20人が負傷したという報道があったが、今の治安情勢についての分析は、との問いに「各地において、偶発的、散発的な衝突が発生しており、その一つではないかと認識している」とした。
稲田大臣は「ジュバ市内は比較的落ち着いているという印象をこの目で見て感じた」とした。そのうえで「現地情勢を注視しつつ、わが国の要員の安全確保には万全を期していきたい」と語った。(編集担当:森高龍二)
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