【注目銘柄】モロゾフはボックス上放れて96年来高値水準が視野、17年1月期利益は3回目の増額の可能性

2016年10月11日 12:07

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

■年初来高値更新してボックス上放れの動き

 洋菓子老舗のモロゾフ<2217>(東1)に注目したい。17年1月期は大幅増益予想である。そして利益予想は3回目の増額の可能性がありそうだ。株価は年初来高値更新してボックス上放れの動きを強めている。上げ足を速めて15年8月高値475円、さらに96年来の500円台が視野に入りそうだ。

■通期予想は3回目の増額の可能性も

 17年1月期非連結業績予想(7月29日に売上高と利益を増額修正、8月29日に売上高を据え置き、利益を2回目の増額修正)は、売上高が前期比0.6%増の288億50百万円、営業利益が同32.8%増の16億40百万円、経常利益が同27.1%増の17億円、純利益が同30.7%増の10億円としている。ナッツ類など原料価格の下落、生産性向上による売上原価率改善、販売人件費や経費の抑制などで大幅増益予想である。

 第2四半期累計(2~7月)は前年同期比3.1%増収、同2.1倍営業増益、同82.5%経常増益、同84.0%最終増益となり、通期予想に対する進捗率は売上高48.2%、営業利益58.5%、経常利益60.2%、純利益63.7%と順調である。通期予想は3回目の増額の可能性があるだろう。

 9月02日発表した新中期経営計画(18年1月期~23年1月期)では「1st Step」の20年1月期の経営目標値として、売上高290億円、営業利益率6.2%を掲げている。

 株価は9月29日に446円まで上伸して年初来高値更新の展開となった。そして420円~440円近辺のボックスレンジから上放れの動きを強めている。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線が上向きに転じてサポートラインの形となった。上げ足を速めて15年8月高値475円、さらに96年来の500円台が視野に入りそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【宮田修 アナウンサー神主のため息】リオオリンピックで若者を見直す(2016/09/01)
【村山貢司の気象&経済歳時記】夏の天候と影響(2016/09/01)
【材料でみる株価】ユーグレナは国内最大級の燃料用微細藻類培養プールの建設を発表(2016/09/02)
【CSR(企業の社会的責任)関連銘柄特集】社会的責任を果たしている優良企業を紹介(2016/09/30)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事