日米の注目経済指標:反動増が予想される9月米小売売上高

2016年10月8日 14:52

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記事提供元:フィスコ


*14:52JST 日米の注目経済指標:反動増が予想される9月米小売売上高
10月10日-14日に発表される主要経済指標については以下の通り。

■11日(火)午前8時50分発表予定
○(日)8月経常収支-予想は+1兆5391億円
参考となる7月実績は+1兆9382億円。25カ月連続で黒字を確保した。原油安で貿易収支が改善していることが黒字幅拡大の要因。第1次所得収支は+1兆6938億円だった。9月については貿易・サービス収支が赤字となる可能性があるため、経常黒字額は縮小する見込み。

■14日(金)午後9時30分発表予定
○(米)9月小売売上高-予想は前月比+0.6%
参考となる8月実績は-0.3%で予想を下回った。自動車、ガソリン、建設資材、食品サービスを除くコア小売売上高は—0.1%で予想を下回った。個人消費はさえない状態が続いているが、9月は衣料品、外食などが堅調とみられており、8月に減少した反動で高い伸びとなる見込み。

■14日(金)午後9時30分発表予定
○(米)9月生産者物価コア指数-予想は前年比+1.2%
参考となる8月実績は前月比+0.1%、前年比+1.0%。物価上昇率の鈍化懸念は後退しつつあるが、国内需要の増大によるインフレ加速の兆しは表れていない。9月については8月実績をやや上回る物価上昇率になる可能性がある。

■14日(金)午後11時発表予定
○(米)10月ミシガン大学消費者信頼感指数速報-予想は92.0
参考となる9月実績は91.2。労働市場の改善が続いていることや小売関連の改善が予想されることから、10月の数字は9月実績をやや上回る可能性がある。市場予想は妥当な水準か。

その他の主な経済指標の発表予定は、11日(火):(米)9月労働市場情勢指数、12日(水):(日)8月機械受注、(米)8月JOLT求人、14日(金):(米)8月企業在庫。《FA》

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