【注目銘柄】SRAホールディングスは好業績を評価して3日続伸、下値切り上げて基調転換

2016年10月5日 11:43

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

■好業績を評価して出直りの動きが本格化

 システム開発を展開するSRAホールディングス<3817>(東1)に注目したい。5日の株価は55円高の2315円まで上げて3日続伸し、下値を切り上げて基調転換の動きだ。17年3月期通期連結業績予想に増額余地があり、好業績を評価して出直りの動きが本格化しそうだ。

■17年3月期通期業績予想に増額余地

 17年3月期第1四半期連結業績は前年同期比7.9%増収、46.0%営業増益、23.1%経常減益、19.1%最終減益だった。営業外費用で為替差損を計上したため経常減益、最終減益だが、売上面では開発事業が10.1%増収、運用・構築事業が2.0%増収、販売事業が6.9%増収と好調に推移し、利益率向上も寄与して大幅営業増益だった。売上高と営業利益は第1四半期として過去最高だった。

 通期予想は売上高が前期比2.2%増の400億円、営業利益が同5.4%増の39億40百万円、経常利益が同7.1%増の41億25百万円、純利益が同5.8倍の26億67百万円としている。純利益は前期計上した特別損失一巡も寄与する。第1四半期の進捗率はやや低水準の形だが、システム開発は第4四半期の構成比が高くなる収益構造のためネガティブ要因とはならない。第1四半期の大幅営業増益を考慮すれば通期予想に増額余地がありそうだ。

 5日の株価は55円高の2315円まで上げて3日続伸し下値を切り上げて戻り歩調だ。週足チャートで見ると13週移動平均線が上向きに転じて下値を支える形となった。さらに戻りを押さえていた26週移動平均線突破の動きを強めている。基調転換を確認する形であり、好業績を評価して出直りの動きが本格化しそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【どう見るこの相場】イエレン米FRB議長の発言でドル高・円安、日本株は意外高の可能性も(2016/08/29)
上がれば下がり下がれば上がるが株、儲けは日柄と幅と主役の見極めにあり=犬丸正寛の相場格言(2016/08/27)
【高配当銘柄】第一実業の今期第1四半期は過去3年と比較しても大幅増収増益(2016/08/26)
【作家・吉田龍司の歴史に学ぶビジネス術】中世の西洋に「日本ブーム」を仕掛けた男(2016/08/22)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事