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アシックス「アシックスタイガー大阪心斎橋」がオープン 世界初の直営店、コンセプトショップに位置付け
アシックスが手掛けるライフスタイルブランド「アシックスタイガー」の直営店が9月21日、「心斎橋オーパきれい館1階」にオープンした。世界初出店で、ブランドの世界観の発信を目的にしたコンセプトショップに位置付ける。
ブランド観の発信拠点に位置付け
「アシックスタイガー大阪心斎橋」はブランド観の発信拠点に位置付ける。2015年にブランドをスタートさせた後、卸ビジネスを主体に拡販を進めてきたが、ブランドの世界観を発信することを目的に、今回の出店に至った。
店舗面積は約157平方メートルで、心斎橋オーパの別館、きれい館1階に位置する。内装は白で統一し、シューズを並べる壁面に大理石を使用するなど、高級感も出した。ストリートテイストをコンセプトの1つにするため、ガードレールなど日本独自の造形物をオブジェとして採り入れている。
品揃えは、シューズを主体にアパレルや、キャップなどのアクセサリーをラインナップした。「ゆっくりと滞在してもらい、ブランドのコンセプトや世界観を感じてもらえるショップにした」(アシックスジャパンライフスタイル事業部、小林淳二統括部長)。
「オニツカタイガー」や「アシックスタイガー」のデザインを手がけるアシックスグローバルライフスタイル統括部ライフスタイルデザイン・カラーチーム、国分大輔マネジャーは「アシックスタイガー」について、「現在のスニーカーブームに近しい領域で勝負できるブランドだと思う」と語る。スニーカーブームをけん引しているのが米国市場。同ブランドも1980-90年代にかけて、米国で売り上げを拡大した過去があるため、「当時のデザインや機能性を参考にして、そこへ現在のトレンドを採り入れた」(国分マネジャー)という。「80-90年代もそうだったが、常に新しい機能性を採り入れていた面もある。こうした先進性もこのブランドの特徴だと思う」(同)。
主に日本市場向けのアイテムを取り揃えているが、オープンに際し数量限定モデル「ゲルライトファイブ」も発売した。今後も「同店限定モデルも企画・販売していく方針」(小林統括部長)だという。初年度売上高目標は1億4000万円。今後は東京やニューヨーク、ロンドンなど、世界の主要都市にも出店する計画だ。
左:白をベースにした内装/右上:アクセサリー類も揃える/右下:アシックスジャパンライフスタイル事業部の小林淳二統括部長
(取材・文/樋口尚平)
※この記事はアパレルウェブより提供を受けて配信しています。
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