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ラニーニャ現象でゴムの価格が上がる? サンワード貿易の松永氏(三井智映子)
*10:14JST ラニーニャ現象でゴムの価格が上がる? サンワード貿易の松永氏(三井智映子)
こんにちは、フィスコリサーチレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。
今年の冬にかけてラニーニャ現象が発生する可能性が示唆されていますね。太平洋高気圧が北へ強く張り出すことで日本では気温が高くなりがち、というのがラニーニャ現象です。
松永さんによれば、天然ゴムの価格がこのラニーニャ現象に関わっているそうです。
『気象庁から先週末に発表されたエルニーニョ監視速報では、「ラニーニャ現象が発生しているとみられる。今後冬にかけてラニーニャ現象が続く可能性が高い」との発表が行われました。気象庁は、エルニーニョ現象が来年の1月まで続く可能性を70%と予想しております』
天然ゴムの主生産地のタイ南部では10~12月が多雨期です。
『多雨期にラニーニャ現象による洪水被害が重なれば、天然ゴム生産が障害を受ける可能性もあります』とのことです。
過去の値動きの事例を見て見ますと、
『2010年夏~2011年秋にラニーニャ現象が発生した時は、東京ゴムが500円台まで上昇して最高値を記録し、シカゴコーンが8ドル付近まで上昇しました』とのことで、リーマンショックの爪痕が残るような状態での大きな上昇に驚かされたと仰っていました。
テクニカル的にも
『シンガポールゴムRSS3号の月足を見れば、現在の水準とリーマンショック時の安値でダブルボトムを形成しているようにも見受けられます。この、シンガポールゴムRSS3号のテクニカルは注目でしょう』とのことでしたので、天然ゴムの価格を注視すればチャンスが掴めるかもしれませんね。
上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の9月16日付「天然ゴム市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコリサーチレポーター 三井智映子フィスコリサーチレポーター 三井智映子《FA》
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