中国:宇宙実験船「天宮2号」、15日夜間に打ち上げ

2016年9月15日 10:28

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記事提供元:フィスコ


*10:28JST 中国:宇宙実験船「天宮2号」、15日夜間に打ち上げ
宇宙実験船の「天宮2号」は、15日午後10時4分(日本時間の午後11時4分)に打ち
上げられる予定だ。運搬ロケット「長征2号F T2」で輸送し、「天宮1号」を後継する
実験室として機能させる。複数の中国メディアが伝えた。
すでに発射準備を整えている。まず高度380キロの上空を目指す。来月打ち上げら
れる有人宇宙船とのドッキングを控え、その後、高度393キロの地球周回軌道に乗せ
る計画。14日午後からロケット燃料の注入を開始した。
月や宇宙を連想させる「中秋節」の当日を選んだとみられる。
「宇宙強国」への転身を急ぐ。主な任務は、有人宇宙船「神舟11号」、貨物船
「天舟1号」とのドッキング。すでに発射台に設置された。設計寿命は11年9月に打ち
上げられた「天宮1号」と同じ2年。宇宙飛行士2人を30日間生活させる能力を擁す
る。
中国航天科技集団公司(CASC)傘下の中国空間技術研究院が開発した「天宮2号」
は長さ10.6メートル、最大直径3.35メートル、重量8.6トン。資源モジュールと実験
モジュールで構成される。宇宙と地球の間で暗号通信する任務も担う。「宇宙地球間
の量子暗号通信・レーザー通信試験」を実施する。
2人が搭乗する「神舟11号」も、酒泉衛星発射センターに輸送された。10月中旬の
打ち上げを計画。今回打ち上げる「天宮2号」とドッキングし、実験船内で中期の滞
在試験を展開する。
一方、宇宙輸送船の初号機「天舟1号」は、緯度の低い海南省・文昌衛星発射基地
からの2017年4月の打ち上げを目指す。輸送船による資材運搬を通じて、20年前後に
中国初の宇宙ステーション(定員6人)を建造する計画だ。

【亜州IR】《ZN》

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