放射能レベルが高い廃棄物、電力会社が300~400年管理した後に国が10万年管理する方針に

2016年9月4日 16:50

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 廃炉後の原子力発電所から出る放射性廃棄物のうち、制御棒などの放射能レベルが高い廃棄物について、地中70mよりも深い場所に埋め、電力会社が300~400年管理した後に国が10万年間管理する、というプランが決定した(朝日新聞)。

 使用済み核燃料由来の廃棄物など特に放射能レベルが高いものについては「高レベル放射性廃棄物」とされ、厳格な管理が求められる。今回議論されている放射性廃棄物は高レベル放射性廃棄物よりは放射能レベルが低いもので、さらにL1~L3まで(L1が「高い」、L3は「極めて低い」)の三段階に分類される。

 国内の原発57基が廃炉になれば、今回決定した「L1」レベルの放射性廃棄物が約8000トン出るという。

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