高浜4号機の核燃料取り出し始まる

2016年8月17日 18:46

印刷

記事提供元:エコノミックニュース

 関西電力は再稼働の見通しの立っていない福井県の高浜原発3号機と4号機の核燃料を原子炉から取り出すこととし、17日から4号機の核燃料取り出しを始めた。19日までで終える予定で、3号機についても22日から準備に入り、9月5日から7日までで取り出しを終える予定。

 大津地裁が運転差し止め仮処分の決定を出し、関西電力はこれを不服として異議を申したてたが認められなかったため、現在、大阪高裁に保全抗告と仮処分命令の執行停止を申し立てている。

 一方、関西電力は27日に予定されている高浜地域・28日の大飯地域での原子力防災訓練に参加すると17日発表した。

 具体的には「住民避難時の放射性物質付着の有無を確認する検査への要員・資機材の支援訓練。テレビ会議を活用した原子力部門トップ間の情報共有やプラント状況等を踏まえた支援要請の訓練」を行うとしている。

 高浜地域での防災訓練は内閣府と福井県、京都府、滋賀県、関西広域連合の合同原子力防災訓練になっている。(編集担当:森高龍二)

■関連記事
電力会社を変更した人は全国で7% 地域別では東京電力エリアが最も高く9%に
伊方原発3号機を12日に再稼働 四国電力発表
【電力大手の2016年4~6月期決算】業績を悪化させたのは4月の電力小売の完全自由化よりも、燃料費調整制度だった
高浜原発3、4号機 仮処分判断の舞台 高裁へ
高浜3、4号機、大津地裁、関電の異議退ける

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

関連記事