【アニメ漫画キャラの魅力】「ちぃ」にして「ちぃ」にあらず!「ちぃ」そっくりの謎少女「フレイヤ」の魅力『ちょびっツ』

2016年7月26日 19:02

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 「ちぃ」にそっくりで、「ちぃ」の頭の中にだけ現れる謎の少女「フレイヤ」。物語が進むにつれ、彼女の発言は「ちぃ」に大きな影響を与えていくことになります。今回は、そんな「フレイヤ」の魅力(と正体)についてご紹介いたします。

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フレイヤとは?(ちょびっツ)

【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】

■白と黒


 顔つきは「ちぃ」そっくりではありますが、何も知らない「ちぃ」と対面した時には、フレイヤの方がやや大人びて見えます。「ちぃ」のイメージカラーが白であるなら、「フレイヤ」はその間逆の黒。記憶のまっさらで純真無垢な「ちぃ」に対して、深い闇を抱えた「フレイヤ」は、「ちぃ」のような可愛いらしさに加え、どこか影のある、儚げな印象がより魅力的に映ります。

■愛し、愛される存在


 「ちぃ」と同様、「フレイヤ」もパソコンですが、そんじょそこらのパソコンではありません。人型パソコンの先駆けとして作られたパソコンであり、開発者の娘として育てられたという過去を持っています。子供が産めない妻へのサプライズプレゼントとして作られ、人間の子供と同じように一から知識を与えられ、成長していきました。

 情報処理能力に長けたパソコンというわけでもなく、ましてや愛玩用でもない、「家族」「子供」としての機能を持った「フレイヤ」。その愛らしい笑顔に両親は喜び、また本人も幸せを感じるという、愛し愛されるパソコンなのです。例えパソコンでも、「ママの笑顔が一番好き」と言ってくれる娘がいたら、絶対可愛がってしまいます。

■禁断の恋


 父親を異性として認識してしまい、その感情と母親を悲しませたくないという感情の狭間で悩み、最終的には心を壊してしまった「フレイヤ」。自分の気持ちを正直に開放することができなかったのは、両親が育てた優しさのせいだというから、運命とは皮肉なものです。

 「フレイヤ」は「自分には感情が無く、プログラムされたものでしかない」と言っていましたが、叶わぬ恋に倒れてしまうほど人を愛せる感情が機械のプログラムだとは思えません。やはり、「フレイヤ」には何かしらの感情が芽生えており、パソコンでありながらも、人間に近しい存在だったのではないかと思います。むしろそう願いたいです。人がパソコンを愛するように、パソコンも人を愛する。そんな感情があっても良いということを身をもって教えてくれたのが「フレイヤ」なのですから。

 正体が分からなかった頃は、その風貌から「黒ちぃ」とも呼ばれ、敵なのか味方なのかと戦々恐々させた物でしたが、彼女の正体が分かってからは、その秘められた過去に涙、させられたファンを多いことでしょう。「ちぃと」一緒に秀樹を幸せにし、そして自分自身も幸せになってほしいものです。

【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】

 ★記者:あきにゃん(キャラペディア公式ライター)

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