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【注目銘柄】スペースの6月中間期配当25円(年50円)の権利付、業績順調
■株価は下値固め進む
スペース<9622>(東1・100株)は、ミニゴールデンクロスを示現。割安感があり配当利回り妙味から注目したい。1948年創立以来、商業施設を中心に文化施設・余暇施設などの調査・企画・デザイン・設計・施工などのサービスを提供している。
「店舗設計・施工」から「商環境創造」へと業容を拡大させてきたディスプレイ業界にあって、スペースはその社名が示すとおり、多彩な商業空間をクリエイトする職能専門集団として、エンターテイメントにあふれた都市空間を演出している。商環境の持つメディアとしての情報の発信機能は、単なる商品やサービスの提供の場という枠組ではくくることのできないほど拡張し続けているが、商環境の持つポテンシャルはビジネスにおいてますます重要度を増しており、コミュニケーション性、ファッション性、都市性、文化性の4つのファクターを融合させ、スペースは人と生活の快適な関係をデザインした「店・街・環境」を創造している。
中期経営計画の最終年度となる今2016年12月期の第1四半期業績実績は、売上高が110億5700万円(前年同期比7.7%増)、営業利益が6億8800万円(同8.5%増)、経常利益が6億8600万円(同7.9%増)、純利益が4億2900万円(同0.2%増)に着地。
通期業績予想は、売上高が515億円(前期比0.3%増)、営業利益36億円(同1.6%増)、経常利益が36億円(同1.5%増)、純利益が22億7000万円(同1.9%増)と連続最高純益更新を見込んでいる。配当予想は50円(第2四半期末25円、期末25円)継続を予定している。
各種専門店分野で、衣料品関連の顧客から安定した受注を確保し、衣料品関連以外の専門店からの改装受注が増加しており、通期業績予想は達成できる見通し。
株価は、3月15日の年初来高値1388円から5月20日安値1257円と調整した後モミ合っているが、ミニゴールデンクロスを示現し、出直る気配となっている。総合ディスプレイへの転換に対する期待感があるほか、連続最高純益更新見通しで、今期予想増PER12倍台と割安感がある。配当利回りは3.8%と利回り妙味が増し、見直し余地が拡がる。1300円割れで下値を固めつつあり、ここからの押し目は中長期的な成長期待から買い妙味が膨らみそうだ。(N)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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