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モバイルデータ通信サービスの主な利用用途は「動画や映像サービスの視聴/投稿」が約9割
J.D. パワー アジア・パシフィックは、2016年日本モバイルデータ通信サービス顧客満足度調査の結果を発表した。[写真拡大]
J.D. パワー アジア・パシフィックは、2016年日本モバイルデータ通信サービス顧客満足度調査の結果を発表した。調査は、データ通信専用端末の個人利用者を対象にモバイルデータ通信サービスの満足度および利用実態を調べたものである。今回が第4回目の調査となり、2016年3月にインターネット調査を実施、総計2,750人から回答を得た。
それによると、モバイルデータ通信サービスの主な利用用途として、「動画や映像サービスの視聴/投稿」が約9割と最も多く挙げられている。加えて、「オンラインストレージ」の利用も約7割おり、大量のデータ通信量を必要とするコンテンツが主に利用されている。また、モバイルデータ通信サービス利用者の約7割は、自宅で固定の光ファイバー(FTTH)回線サービスを契約していない。
モバイルデータ通信サービスを利用する際に接続している機器を見ると、今年の2016年調査において、「スマートフォン」の割合が「ノートパソコン」の割合を初めて上回った。
また、モバイルデータ通信サービスの利用理由では、「自宅でインターネットを使いたかった」が2014年から増加傾向であり(2014年:35%、2015年:38%、2016年:41%)、一方で、「外出先でインターネットを使いたかった」は、2014年から減少傾向となっている。結果的に、データ通信サービスを「自宅のみ」で利用する人が増えているとしている。
スマートフォン利用者を中心に、携帯電話回線でのデータ通信量を抑えるために、自宅ではモバイルデータ通信サービスを契約して動画コンテンツ視聴などを行うといった「使い分け」を行うユーザーが増えてきていることが推察されるという。
モバイルデータ通信サービス各社の顧客満足度は、第1位がau(529ポイント)で、第2位はUQ WiMAX(528ポイント)と僅差で続いた。第3位はNTTdocomo(521ポイント)となった。auは「端末・オプションサービス」、「手続き・サポ―ト対応」で、UQ WiMAX は「各種費用」、NTTdocomoは「通信品質・エリア」で最も高い評価を得ている。なお、上位3社間の総合満足度の水準を比較すると、2014年は18ポイント差であったのが、2016年は8ポイント差まで縮小している。(編集担当:慶尾六郎)
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