アジア太平洋、深刻な環境問題に直面=国連

2016年5月23日 09:31

印刷

記事提供元:フィスコ


*09:31JST アジア太平洋、深刻な環境問題に直面=国連
国際連合(国連)が発表した最新リポートで、アジア太平洋地区における経済成長や消費拡大、環境汚染の進行で、同地区が深刻な環境問題に直面していると警告した。

国連は、東南アジアにおける都市化の進行や農業の発展に伴う自然環境の破壊が目だっていると指摘し、同地区の砂漠化の進行が予想以上に進んでおり、砂漠化面積は年平均で100ヘクタール以上になるとの懸念を示した。

また、水資源問題も深刻だと警告された。生活と工業排水の汚染で同地区の30%の人口が不潔な水を飲用しており、これによって死亡した人数は年約180万人になると報告された。

一方、国連は、中国が砂漠化の進行を防ぐプロジェクトで大きな前進を示していると評価した。ここ数年の中国は世界でも珍しく森林カバー率が上昇した数カ国に仲間入りしたと指摘した。《ZN》

関連記事