富士重工業、社名を「SUBARU」に変更―来年4月から

2016年5月12日 14:46

印刷

富士重工業は、2017年4月1日付に社名を「株式会社SUBARU」に変更する。写真は、1958年に発売したスバルブランド初代の「スバル360」。(写真提供:富士重工業)

富士重工業は、2017年4月1日付に社名を「株式会社SUBARU」に変更する。写真は、1958年に発売したスバルブランド初代の「スバル360」。(写真提供:富士重工業)[写真拡大]

 富士重工業は12日、2017年4月1日付(予定)で、社名を「株式会社SUBARU」(英文表記:SUBARU CORPORATION)に変更すると発表した。社名をブランド名と統一することで、「スバル」を自動車と航空宇宙事業のグローバルブランドとして成長させる狙いという。

 同社は1917年に設立された飛行機研究所(後の中島飛行機株式会社)を源流とし、変遷を経て1953年に現在の富士重工業株式会社として設立された。スバルブランドは、1958年に軽自動車「スバル360」を発売したのが始まり。

 スバルの自動車事業は現在、世界90カ国以上に展開しており、2017年3月期は初の年間販売台数100万台超え(連結販売台数1,05万台)を見込む。

 スバルは別名「六連星(むつらぼし)」とも呼ばれる星団の名前で、富士重工業が中島飛行機の流れをくむ5社の資本出資によって設立されたことに因んで名付けた。自動車の名前に和名を使ったのはスバルが初めてという。

 社名変更は、6月28日開催予定の第85期定時株主総会で定款変更が承認されることが前提となる。

関連記事