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カシオ、村田製、大和工業など/本日の注目個別銘柄
<4064> カーバイド 151 +35急伸で上昇率トップ。現在、フラットパネルディスプレイに関する総合展示会「ファインテック ジャパン」が開催されている。同社では、リフレクターで映像を反射させて空中に像を映す“空中ディスプレイ”「Nikkalite」を出展しているもよう。VR関連としてのテーマ性が高まっていくとの期待感なども先行する格好とみられる。
<3382> セブンアイ 4489 -73売り優勢。セブンイレブンの井阪COOを退任させる人事案を固めたと報じられている。本日の取締役会で議論されるようだ。コンビニ事業の好業績をけん引してきた実績があるだけに、ネガティブな反応を強める格好となっている。井阪氏は続投に意欲ともされており、今後の経営体制への軋轢につながっていくとの懸念も。なお、井阪氏がホールディングの社長になるべきと要求しているサード・ポイントとの考えにも相反する状況に。
<6472> NTN 300 -16下げ目立つ。大和証券では投資判断「3」を継続で、目標株価を600円から280円に引き下げている。産業用を中心とした需要停滞の継続、自動車メーカーからの価格圧力の高まりなどから、今期を中心に業績予想を大幅に下方修正している。17.3期営業利益予想は450億円から380億円に減額、前期比16%の減益に転じるとみているようだ。
<6981> 村田製 12690 +415買い先行。ゴールドマン・サックス証券(GS)では投資判断を「中立」から「買い」に格上げしている。目標株価は17200円としているもよう。株価の割安感が台頭していること、為替を除く実態の業績は過去調整局面に比べて強固であることなどを評価引き上げの背景に。決算イベントを過ぎれば業績地固めが完了するとみられ、優良銘柄をボトム付近で仕込むタイミングと考えているようだ。
<5444> 大和工業 2366 -260大幅反落。クレディ・スイス証券(CS)では、投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に格下げしている。目標株価も4100円から2500円に引き下げへ。約2年間続いたメタルスプレッドの拡大は、鉄スクラップ価格の反転などで今後縮小に向かう可能性が高いと指摘している。また、オイル価格下落に伴う鉄鋼需要低迷などで、中東合弁事業の投資損失リスクも高まってきていると。
<3197> すかいらーく 1372 -124下げきつい。前日に3月の月次動向を発表している。グループ既存店売上高は前年同月比0.2%減、4ヶ月ぶりのマイナスに転じている。天候要因などが客数の減少に影響したようだ。15.12期は年間通して既存店売上の前年割れは1ヶ月だけであった。デフレ消費の好影響などが期待されてもいただけにネガティブに捉えられている。
<6952> カシオ 2081 -150売り優勢。みずほ証券では投資判断「中立」を継続で、目標株価を2700円から2300円に引き下げている。16.3期業績は、会社計画を上振れる公算だが、システム事業では業務用レジスターなどが低調とみている。また、17.3期営業利益は、広告宣伝費などのコスト増を考慮して従来予想を10億円引き下げているようだ。
<4912> ライオン 1351 +83強い動き。ゴールドマン・サックス証券(GS)では投資判断を新規に「買い」、目標株価を1550円として、コンビクション・リストに採用している。今後5年間の営業利益平均成長率は14%と高い伸びを見込んでいること、キャッシュフローの創出力上昇を背景とした継続的な増配基調、中国事業の収益化が予想されることなどを高評価の背景としている。相対的な割安感は修正される余地が大きいと考えている。《XH》
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