アラブ首長国連邦の火星探査機「アル・アマル」、H-IIAロケットで打ち上げへ

2016年3月24日 17:26

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、  昨年スラドでも話題になったアラブ首長国連邦 (UAE) の火星探査機「アル・アマル(al-Amal)」だが、三菱重工業は同社のH-IIAロケットが打ち上げを受注したことを発表した(三菱重工のプレスリリースNHKマイナビの記事)。

 アル・アマルはUAEが開発する同国初となる惑星探査機。この名称はアラビア語で「希望」を意味しており、奇しくも日本の失敗した火星探査機のぞみと同じネーミングとなった。2020年の打ち上げを予定しており、建国50周年となる2021年の火星到着を目指している。

 H-IIAロケットは商業打ち上げ市場では苦戦を強いられているが、同じくUAEから受注した地球観測衛星「ハリーファサット」に続き、これが4件目の受注となる。各方面から受注成功を喜ぶ声が上がる一方、自前の火星探査機を送れないまま、他国の探査機を送る形となったことには複雑な声もあるようだ(松浦晋也氏のツィート)。

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