参院選の自公協力、今週にも合意見通し―自民・谷垣禎一氏

2016年3月23日 10:44

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記事提供元:エコノミックニュース

 自民党の谷垣禎一幹事長は22日の政府与党協議会後の記者会見で、参議院選挙の自公選挙協力について「選対委員長間で最終調整をしている」とし「早ければ今週中にも合意できる見通しで、しっかり協力態勢を構築していこうということを政府与党協議会で話した」とした。

 また、衆院北海道5区補選について「告示まで3週間となり、各地域で総決起大会が行われている。勝利を目指して自公協力していきたい」とした。衆議院選挙制度改革については「大島理森衆議院議長が各党との調整を行っていただいているので、それを見守って協力していきたい」考えだ。

 谷垣幹事長は記者団から安保法制廃止法案が野党5党から共同提出されているが、参議院選挙で安保法制の是非自体が争点になり得るか、その考えを聞かれ「あまり審議をなさりたくはないように私にはみえている」と野党5党の中に温度差がある受け止めを示し、けん制した。

 谷垣幹事長は「イデオロギー的な議論のいわば後遺症としていろいろ法案などを出してきておられると思う」とし、「共産党は比較的野党のなかでは前向きに審議をせよとおっしゃっているようですが。新聞によると安倍総理が拒否しているみたいな話がありましたが事実と違うと思います。あまり審議をなさりたくはないように私には見えております」と答えた。(編集担当:森高龍二)

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