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カゴメ、山梨県にベビーリーフ菜園を開設―首都圏への供給拠点に
カゴメは15日、11月をめどに山梨県北杜市にベビーリーフ菜園を開設すると発表した。ベビーリーフの今後の需要拡大を見込み、首都圏への供給拠点として位置付ける。出荷は12月中に開始する予定。
ベビーリーフは、えぐみが少なく、やわらかな食感や高い栄養価が特徴で、サラダや様々な料理のトッピングなどに利用される。同社は現在、2013年に出資したベビーリーフの大規模有機栽培を手掛ける果実堂が生産するベビーリーフの供給を受けて、単品とパックサラダを量販店などで販売している。
同社によると、ベビーリーフやトマトなどを用いたパックサラダは、単身・二人世帯の増加といった世帯構成の変化や、栄養価、包丁を使わなくて良いといった簡便性が評価され、市場が拡大している。国内のベビーリーフ市場規模は約100億円で、今後、欧州並みの消費量にむけて拡大を続けると、2020年頃には300億円程度の市場規模になると同社は予測している。
同社は、16年度~18年度の中期経営計画で「トマトの会社に加えて、野菜の会社」となる足掛かりを掴むことに集中するとしており、既存の生鮮トマトに加えて、パックサラダとベビーリーフ事業の成長に注力している。
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