開発者契約に違反するとしてGoogle Playから削除されていたAdblock Fastが復活

2016年2月11日 22:40

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記事提供元:スラド

Google Playの開発者契約に違反するとして削除されていた「Adblock Fast」が9日に再び公開された(Rocketship Logの記事VentureBeatの記事TNW Newsの記事)。

Adblock FastはSamsungのAndroid向けWebブラウザ「Samsung Internet for Android」専用の広告ブロックソフトウェア。Samsung Internetがバージョン4.0でコンテンツブロックに対応した (現在Google Playで公開されているのはバージョン3)のに伴って1月29日に公開され、直後から人気アプリとなっていた。しかし、Googleは2月1日にアプリの更新版を却下し、2日にはGoogle Playから削除している。

Googleは削除の理由として「Google Playデベロッパー販売/配布契約書」の4.4項(第三者の端末、サーバー、ネットワーク、またはその他の財産またはサービスへの妨害、中断、損害、または許可されていない態様でのアクセスとなる行為の禁止)に違反することを挙げていたという。

これに対しAdblock Fastを開発したRocketship Appsでは、アプリはSamsung Internetブラウザとの組み合わせでのみ動作し、SamsungのAPIのみを使用していると異議を申し立てた。異議はあっさり受け入れられ、Googleは5日にアプリを再アップロードするよう連絡してきたとのこと。

開発者契約の4.4項は、2013年に複数の広告ブロックソフトウェアがGoogle Playから削除された際にも理由として挙げられていた。しかし、現在では広告ブロックソフトウェアや広告ブロック機能を搭載したWebブラウザがいくつもGoogle Playで公開されている。Samsung Internet専用の広告ブロックソフトウェアもAdblock Fastに続いて「Crystal Adblock for Samsung」と「Adblock Plus (Samsung Browser)」が公開されているが、これらは削除されていない。そのため、Adblock Fastだけがいったん削除されることになった原因は不明だ。 スラドのコメントを読む | デベロッパーセクション | Google | ソフトウェア | 広告 | デベロッパー | Android

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