日本では販売していないホンダ・シビックが「北米カー・オブ・ザ・イヤー2015」を受賞

2016年1月13日 17:54

印刷

記事提供元:エコノミックニュース

北米仕様の10代目となる新型シビックシリーズの第1弾として2015年11月に発売されたシビック・セダン。日本での販売は、2005年以後、途絶えているホンダの代表車種だ

北米仕様の10代目となる新型シビックシリーズの第1弾として2015年11月に発売されたシビック・セダン。日本での販売は、2005年以後、途絶えているホンダの代表車種だ[写真拡大]

 ホンダの米国現地法人であるアメリカン・ホンダ・モーター(カリフォルニア州トーランス)は、1月11日から米国ミシガン州デトロイトで開催されている北米国際自動車ショー(通称:デトロイトショー)において、米国仕様のホンダ・シビックセダンが「North American Car of the Year」を受賞したと発表した。アメリカン・ホンダ・モーターとしては、2001年トラック部門のAcura「MDX」、2006年乗用車部門の「シビック」、同年トラック部門の「リッジライン/Ridgeline」に次ぐ受賞となる。

 この北米カー・オブ・ザ・イヤーは、2015年に発売された新型車とフルモデルチェンジしたクルマを対象に、米国とカナダのジャーナリスト53名により、先進性、デザイン、安全性能、走行性能、顧客満足度などの総合的な評価に基づいて選考されたアワードだ。

 シビック・セダンは、北米で10代目となる新型シビックシリーズの第1弾として2015年11月に発売された。パワートレインは、北米向けホンダ車として初となるダウンサイズした1.5リッター直列4気筒DOHC直噴ターボエンジンと、2リッター直列4気筒DOHC i-VTECエンジンの2種類エンジンを搭載する。

 スポーティで洗練されたデザインと、コンパクトクラスで最大級の広い室内空間を実現。先進の安全運転支援システム「Honda SENSING/ホンダ センシング」を採用。コンパクトクラスでありながら安全性能というに新たな価値を搭載した。生産を行なうのは、米国・インディアナ工場とカナダ・オンタリオ工場の2拠点だ。

 今後、シビックは、このセダンに加え、クーペやスポーティーモデルのSi、さらには5ドア、そしてTYPE Rの発売を予定している。日本での販売は、2005年にハイブリッド車をリリースして以後、フルラインアップの販売が途絶えている。が、皮肉なことに北米では、43年にわたるシビックの歴史において最も充実したラインアップとなる。ホンダ伝統のコンパクトモデルとして「シビック」の登場を待っている日本のファンも大勢いるはずなのだが……。(編集担当:吉田恒)

■関連記事
4代目「マツダ・ロードスター」が2015-2016 日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞、3代目に続き2度目
RJCカーオブザイヤー スズキ・アルトに
VWの中核モデル新型パサート、日本上陸。1.4リッターエンジンで燃費20.4km/リッター達成
「欧州カー・オブ・ザ・イヤー2015」はフォルクスワーゲン・パサートが2位に大差を付けて獲得
2015年3月、過去最高益を確保するマツダ。その快進撃を次世代新型車が支える

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

関連記事