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昭和シェル石油と出光興産が経営統合へ
昭和シェル石油と出光興産は経経営統合に関する基本合意書を締結した。2016年10月から17年4月を目標として統合会社を発足させる。両社は7月に経営統合する方針を発表しているが、具体的な統合の枠組みを示したのは今回が初めてである。[写真拡大]
昭和シェル石油<5002>と出光興産<5019>は経経営統合に関する基本合意書を締結した。2016年10月から17年4月を目標として統合会社を発足させる。両社は7月に経営統合する方針を発表しているが、具体的な統合の枠組みを示したのは今回が初めてである。
両社は、それぞれの強みを持ち寄って、経営資源を結集し、高い競争力を持つ業界のリーディングカンパニーを作ることで合意した。
業界5位の昭和シェルと同2位の出光興産、両社の売上高の合計は約7.6兆円となって、約10.9兆円の最大手・JXホールディングス<5020>との2強時代が始まる。
統合後も当分の間、「シェル」、「出光」の名前を継続させるが、新しいブランド名で統一することも視野に入れている。
統合会社の基本戦略は、内需の構造的な減少が避けられない環境において、両社が持つ資産の統廃合を積極的に進めながら、既存資産の有効活用につながる他社とのアライアンスを促進するとしている。
また、特約店・販売店を中心としたサプライチェーンを強化するだけでなく、競争力のある製油所のポテンシャルの活用・石油化学事業の拡大を目指すという。
統合会社は業界が抱える様々な構造的な問題の解決に取組んで、より効率的かつ安定的なエネルギーの供給を通じ国民生活の向上に役立つことを目指すという。
石油元売り業界は厳しい経営環境が続いており、再編の動きに拍車がかかりそうである。(編集担当:久保田雄城)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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