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「Happy Birthday to You」の著作権を慈善団体が主張
headless 曰く、 映画会社の訴えにより、9月にWarner/Chappellの著作権を認めない判決が出た楽曲「Happy Birthday to You」だが、新たに慈善団体が著作権を主張して裁判所に確認を求めている(Ars Technica、Techdirt、訴状PDF)。
9月の判決により、「Happy Birthday to You」はパブリックドメインになったと考える人も多い。しかし、判決では著作権保護期間が存続しているかどうかについては判断されておらず、作者不詳という状態になっている。そのため正当な著作権者が確認されれば、権利が認められる可能性もある。
著作権を主張しているのは、Association for Childhood Education International(ACEI)という慈善団体と、ACEIを所有するHill Foundation。Hill Foundationは「Happy Birthday to You」の原曲「Good Morning to All」を作曲したHill姉妹が設立した財団で、ACEIはこれまで「Happy Birthday to You」に対するWarnerの著作権収入の3分の2、推定で年間およそ200万ドルを受け取っていたとのこと。
Hill姉妹は「Happy Birthday to You」の著作権を音楽出版社のSummy Companyにライセンスしていたが、企業買収を経てライセンスはWarnerに移転していた。しかし、Summyの受けたライセンスを認めない判決が出たことから、ACEIおよびHill Foundationは元の著作権者に権利が戻ったと主張している。
一方、Warner/Chappell側も裁判所に判決の見直しを求めている(PDF)とのことだ。
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