トヨタ、“おもてなし”デザインの「次世代タクシー」　17年度に発売予定

　トヨタ自動車は26日、2017年度内に発売を予定している次世代タクシーの概要を発表した。“おもてなしの心”を反映した内外装デザインを採用しているほか、環境負荷の低減や超高齢化などの社会変化に対応した安心・快適性能を持たせているという。

　公表された外観は、2013年東京モーターショーに出展した「JPN TAXI Concept」に近いもの。同社は「独創的で親しみのあるデザイン」としている。低床化・大開口スライドドアによる優れた乗降性と、車椅子乗車を考慮した広い室内空間、街中での取り回しの良さも兼ね備えた「みんなにやさしい」タクシー車両を目指すという。

　パワートレーンには、タクシーの走行パターンに適した環境性能と高い経済性を持つ新開発のLPGハイブリッドシステムを搭載。タクシーとしての使用環境を考慮し、長距離の使用に耐える高い耐久性能を目指し、現在開発に取り組んでいるという。

　28日に開幕する第44回東京モーターショー2015では、同車を映像で紹介するという。