米国で「Happy Birthday To You」の著作権は失効しているという判決が出る

2015年9月25日 18:02

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記事提供元:スラド

shadowfire 曰く、 誕生日を祝う歌として有名な歌「Happy Birthday To You」の歌詞およびメロディについてWarner/Chappell Musicがその権利を主張していた裁判で、連邦裁判所は同社の権利を認めないという判決を下した(US News & WORLD REPORTNBC Newsbillborad)。

 この曲については長年に渡る権利関係の法廷闘争があったのだが、これで一つの判断が下された形になる。ただしWarner/Chappell側が控訴する可能性もあり、今後の判断が待たれる。

 「Happy Birthday To You」は元々は「Good Morning to All」という楽曲の歌詞を「Happy Birthday」に置き換えたものとされているが、その詳細な起源についてはよく分かっておらず、1901年にはその存在が確認されていたという話もあるという。1935年にこの曲についての権利が登録されているが、判決ではそれは楽曲のピアノのアレンジにのみ適用される、と判断し、歌詞については権利を認めなかった。

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